紅霧異変
Part10 集結
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がっている。
『コード確認不可。よって侵入者とする。侵入者迎撃装置稼働。範囲は図書館内のみの殲滅。その為なら被害は伴わない。』
感情の無い機械の声が響く。
そして、本一冊一冊が巨大な光を纏った。
『出力80%。攻撃を開始する。』
青白い閃光が放たれた。
レーザーのように降り注ぐ光の帯は障害物などもろともせず、全て貫通して突き進む。
一応、幻想郷ルールでの攻撃のため、直接的な殺傷能力があるわけでは無いと思うが、その攻撃は敵を一撃で気絶まで追い込めるレベルに違いない。
攻撃が迫る魔理沙は身を翻し、真横へ移動する。
分かりやすい爆音などは無かったものの、その光は魔理沙のいた位置を丸ごと飲み込み、その下にある床を一瞬で焼き払った。
「あ・・・ ぶなかったぜ」
バランスを取り、魔理沙はその本へと再度視線を向ける。
その本達は既に魔理沙を補足しており、光を収束しながら向きを調整している。
『攻撃充電中。残り六秒。座標を計算・・・』
「分かりやすく言葉にワザワザ出してくれて有難う!」
その言葉が言い終わる前に、魔理沙が先手を打った。懐からカードが取り出される。
「魔符『スターダストレヴァリエ』」
星の形をしたカラフルな弾幕が展開されていく。そしてそれらは、流星のように降り注いでいく。
攻撃する以外に知能が無いのか、本はそれを見てもかわそうともしない。
撃墜できるーー!
そう思った魔理沙の耳に、声が聞こえてきた。
「『火』は破壊と攻撃の象徴。渦を巻きて襲いかかれ」
無機質な機械のような言葉ではない、純粋な女性の声。
その言葉が聞こえてきた瞬間、本の前に炎の龍が現れた。
巨大な、魔理沙の何倍もの大きさを誇る炎の龍が塒を巻きながら、何も無い空間から噴出される。
「!!」
予想外の攻撃に魔理沙は動きを止めた。
そこへ、攻撃準備を終えた魔道書の光が炎の龍を貫いて襲いかかる。
「ちっ!」
慌てて横へそれる魔理沙だが、更にそれを追撃するように炎の龍が渦巻きながら襲いかかった。
その龍を迎撃すべく、魔理沙は星の魔力弾を龍の口を目掛けて放った。
爆音が訪れる。
体の一部が消し飛ばされた炎の龍は、空気に消えるように溶けていった。
だが、
「『木』は再生と成長の象徴。破壊を再現せよ」
またも女性の声が聞こえてくる。
突如、緑の色で形成された煙が床から噴き出した。
そして煙の中からは、先程より巨大な炎の龍が牙を剥いた。
その牙をギリギリでかわし、更に飛んできた閃光をなんとかくぐり抜け、魔理沙は下にある床へ目を向けた。
そこには、紫色のパジャマのようなものを着た女性が一人。
「お
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