激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
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…」
「離れなさいってもう!!」
咲夜が暗基を引き剥がそうとじたばたしていたら、
「ひゅーひゅー! まだ出会ったばっかりなのにもう関係が出来上がったんですか〜!?」
「わー、暗基さん意外とたらしなんですねー!!」
ヤジが飛んできた。顔見知りの。
「そこぉ!! ナイフブッ刺すわよ!!」
「申し訳ありませんでした」
「ごめんなさいもう言いませんから」
咲夜の「ナイフブッ刺す」の言葉を聞いたと同時に土下座体制になるヤジ2人。咲夜は「ナイフブッ刺す」といっておきながら、そんな気はないといった顔をしていた。暗基は目に涙を残しながら、その様子を見て、本当に安心していた。そして、そんな生活をこの幻想郷に早く取り戻したいと改めて思った。
すると、また新たな声が飛んできた。
「何やってるの3人とも」
「そこの人って、男?」
暗基たち4人が声のしたほうを向くと、先ほどまで戦っていた2人が、本物となって立っていた。
「「「パチュリー様!! 妹様!!」」」
そして3人はパチュリー、フランのもとへと向かう。
「ご無事ですか?」
「えぇ、全然問題ないわ。フランも問題なさそうだし」
「フランは元気だよー。すごく疲れているけどね」
「まぁ、何はともあれよかったですよホントに。お帰りなさいませ!」
「あいさつを返したいところだけど、すごく疲れてただいまが言えないわね……。ごめんね美鈴」
申し訳なさそうな顔をしながらパチュリーは美鈴に言った。すると、小悪魔がパチュリーに近づいていった。
「パチュリー様…………!!!」
「な、なによ、感極まってるの?」
「だって、だって、パチュリー様は、私のご主人様です……。ご主人様が戻ってこられて、うれしくない使いの者がどこにいるというのですか……!!!」
「……、はいはい、おいで」
「すみません、お言葉に甘えて……!!」
そして、パチュリーが小悪魔に胸を貸した。そしてすぐに、小悪魔のすすり泣く声が聞こえてきた。その隣でフランがつまらなさそうな顔をしていたが、暗基の顔を見て、興味を持ったように話しかけてきた。
「ねぇねぇそこの人間ー」
「ん、おれか?」
「そうそう、あなたのこと」
お呼びがかかったので、暗基はフランのもとへと近づく。すると、フランが抱きついてきた。
「おっと、どうした?」
「うわ、壊れない。すごい……」
「あぁ、おれの能力だよ。すごいか?」
「うん、すごいよ。私、能力のせいで誰かに抱きつくとか、そういうのが出来なかったから……」
そうか。この子、人肌の温かさって知らないのか。それで、誰かに抱きついて確認っていうかそんな感じのことをして、いつもほかの人を壊してしまうから、おれに対してびっくりしているんだな
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