第二章
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そうだね」
ソーニャは彼の今の言葉には苦笑いだった。そんな話をしながらローマの街に出る。ローマは明るい日差しの中で笑顔の市民達や観光客達がいてだ。歴史そのものと言ってもいい様々な遺跡や建造物があった。二人はその中であるものを見た。
それはトレビの泉だった。二人はその前に来てだった。あの映画の話をするのだった。
「アメリカ映画ってのが癪だけれど」
「まあ仕方ないわね」
また苦笑いになる。ロシアとアメリカの仲は悪い。ついでに言えば中国とも日本とも悪い。しかしイタリアは好きだったりする。それがロシアだ。
「それはね」
「そうだね。それでここに来たら」
「これね」
「そう、それ」
イワノフは彼女がコインを出してきたのを見て笑顔で頷く。そして彼もそれを出した。
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