マクロスF
0800話
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はりこのマクロス世界だとSP消費が激しいな。ランカのライブでバジュラに襲撃された時、PPの大半を消費してSPを増やしたというのに。
こうして魔法を使っておいてなんだが、ここまで魔力の消費が激しいとなると恐らくこの世界の殆どの人間は魔法を習得したとしても、精々『火よ灯れ』程度の魔法しか使えないんじゃ無いだろうか。麻帆良から魔法使いを派遣しても、かなりの高位魔法使いで無ければ十分に魔法は使えないだろう。
ともあれ、新統合政府から頼まれていた魔法についてのデモンストレーションを終え、再び演説台の前に立つ。
そして俺の横には空から降りてきたグリが大人しく従っていた。
「さて、今見て貰ったように魔法というのは実在している」
そう告げ、隣にいるグリの頭を撫でてやる。
「改めて言わせて貰うが、シャドウミラーの代表としてこのマクロス世界とより良い友好関係を築いていきたいと思っている。また、既に公表されている情報なので知ってる者もいるだろうが、マクロス世界におけるシャドウミラーの本拠地として、フロンティア船団が移住を開始した惑星ミュートスに現在建設中でもある。ゲートに関してはその使用許可を出すのは非常に難しいが、そのお膝元とも言える都市に来て貰えれば、十分に異世界の文化を体験できるだろう。同時に、魔法使いのいる世界……ネギま世界から派遣されてくる魔法使いもいるかもしれないので、運が良ければ直接魔法をその目で見る事も出来るだろう」
そこまでを一息で告げ、数秒の沈黙の後で再び口を開く。
「俺達シャドウミラーは、友好な相手には友好を返す。それを理解した上で末永く付き合って貰えれば嬉しく思う」
そこまで告げ、軽く一礼してから自分の席へと戻る。
当然グリも俺と共に来るのだが、グラス大統領がグリを見て冷や汗を掻いていた。
俺と入れ違いに演説台の方へ向かったのを考えると、演説でミスらなきゃいいんだけどな。
椅子に座った俺の横へと座ったグリの頭を撫でながら、グラス大統領の演説へと耳を傾けるのだった。
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