暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0800話
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ロンティア船団のミュートスへの移民で色々と忙しい時期だろうに。……そう言えばフロンティア船団が降下してからまだ様子を見に行っていないな。エザリア辺りは交渉の為に何度も行き来しているんだが。

『つまり、我々新統合政府とシャドウミラーはこれからも良き隣人、良き家族としてお互いに付き合っていく必要がある訳です。また、私達にとっては非常に幸いな事に、シャドウミラーの首都でもあるホワイトスターと繋がっている異世界、あるいは平行世界には私達と同じような歴史を持った世界もあるという話です。つまり、第一次星間大戦によって失われた文化や伝統といったものを残している世界も当然あるでしょう。勿論世界が違う以上は全く同じ文化や伝統、芸能、風俗とは言えないかもしれませんが、私達がそれらを復興させる際には非常に役に立つでしょう。同様に戦争の影響により地球では絶滅してしまった植物や動物も輸入する事が可能となるかもしれません。勿論私達マクロス世界が一方的に輸入するだけではなく、私達の世界だからこそ輸出可能な物もある筈です。異世界間貿易での約定により兵器……私達の世界で言えばVFを始めとしたものは輸出出来ませんが、それ以外の機器や宇宙に進出しているからこそ手元にある動物や食べ物、植物といったもの、そしてこちらが輸入を考えているものとは逆に、私達の世界だからこそ発展してきたものの輸出は可能な筈です』

 政治家の話はまだ続いている。
 正直なところ、こんな話を聞いていてもしょうがないのでだらけたいのだが、今の俺達の様子も当然カメラを通してギャラクシーネットに流されている。
 幸い、俺達がいるのは外とは言っても温暖な気候で風が冷たいとかは無い。もしそんなのがあれば、グラス大統領の年齢が年齢だし、色々と辛かっただろう。
 グラス大統領の健康を思えば、せめてどこぞの部屋の中で待機していたかったのだが、新統合政府からの要望を考えると、どうしても広い空間が必要だった。
 だが、だからと言って現在フロンティア船団を中心とした街作りをしている場所でそんな真似をする訳にもいかず……結果的に、こうしてミュートスの草原で俺とグラス大統領は待機している。
 にしても、こうして広大な草原の中に椅子を用意して映像モニタに映し出されている政治家の話を聞いているというのは、どこか間抜けな光景だな。
 まぁ、それに関して言えば護衛のSPの方が何も無い草原で周囲を警戒しているんだからそれも当然か。
 ちなみに俺に関しては護衛は必要無いのだが、それだとマクロス世界の住人に軽く見られるとエザリアに言われ、スレイとエキドナ、ムラタの3人を連れてきている。
 ああ、当然エザリアもこの場に来てはいるが、フロンティア政府の政治家達と少し離れた場所で待機していた。
 護衛に関しては、正直な話量産型Wでもいいだろう
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