第七話 安東中佐!相撲ごっつあんです!!その十八
[8]前話 [2]次話
「折角日帝衆が厄介ごとを引き受けてくれるっていうのに」
「何で邪魔するんだよ」
「厄介者を全員引き取ってくれるんだろうが」
「それを邪魔するなんてな」
「本当に最低な奴等だよ」
「とっとと死んでろ」
「負けちまえ」
動画サイトでも次々に書き込まれる、日本のニコニコ動画でも悔しがる書き込みで画面が一杯になっている。
しかし生き残った二人はだ、安東に言うのだった。
「俺達はまだ生きてるぜ」
「勝負出来るからな」
「まだこれからだぜ」
「勝つのは俺達だ」
「そうか、わかった」
また毅然と返した安東だった。
「ではその勝利の仕方を見せてもらおう」
「驚くなよ、俺達の必殺技」
「それを見て受けてな」
「魂消るなんてものじゃないからな」
「それこそちばてつや先生もびっくりだぜ」
相撲漫画も描いているのである。
「じゃあ俺達の相撲最終奥義!」
「これから見せてやるぜ!」
こう言ってだ、二人が繰り出した技はというと。
二人は安東に向かって突進して、そして尚智が前に尚武が後ろに立ってだ。そのうえでだった。
「二人だけだけれどな!」
「ジェットストリームアタック!」
こう言って技を仕掛ける、狭い土俵の上で光速で動き。
技の名前はジェットストリームアタックだ、だが。
あの某機動戦士の三連星のそれではなかった、彼等のジェットストリームアタックやたら長くて書くのが面倒なこの技はというと。
手からだ、二人で。
何処からか出した砂を繰り出した、しかも安東の目に向けて。
「おら、喰らえ!」
「俺達の必殺ジェットストリームアタック!」
本当に書くだけで面倒臭い名前の技だ。
「これ受けてな!」
「とっととくたばれ!」
「甘い!」
だが安東も日帝衆だ、そのやたら面倒な名前の技に対して。
目から気を放って吹き飛ばした、それで目潰し攻撃を防いだ。
しかしこの時に隙が出来た、目から気を放つことに神経を集中させてしまい。
それを見逃す二人ではなかった、むしろこれこそがだった。
「よし、かかったぜ!」
「今だ兄貴!」
二人で会心の声をあげてだった、そのうえで。
安東の左右に位置してだ、ツインシュートの要領で。
相手の後頭部に左右からそれぞれの延髄斬りを放った、その技の名前は。
「ハプスブルクキック!」
「決まったぜ!」
神 双
蹴 鷲
岡田芽武先生風に。
背景にこの文字を浮かべて技を決めた、尚何故ハプスブルクキックかというとハプルブルク家の紋章が双頭の鷲だからだ、ツインシュートであるからこの名前にしたのだ。
その一撃を受けてだ、安東は。
前のめりにゆっくりと倒れた、そして。
その彼を見てだ、二人は言った。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ