第七話 安東中佐!相撲ごっつあんです!!その十七
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「まあそれでもな」
「細かいことは言いっこなしだぜ」
「という訳ではじめるか」
「今回もな」
「はっけよーーい」
審判の人が軍配を掲げる、二人と一人で相撲のはじまりの動作に入った二人の間において。
「のこった!」
この言葉と共に戦いがはじまった、するといきなりだった。
安東は二人に向けて張り手を繰り出した、間合いは離れているが。
その百烈、いや千どころか億はある張り手からだ、気が放たれ。
その気が二人を撃つ、これには二人も防御に徹するしかなかった。
「な、この攻撃は!」
「百烈張り手どころじゃねえぞ!」
「ペガサス流星拳なんて生易しいどころじゃねえ!」
「光速じゃねえか!」
音なぞとうの昔に越えていた。
「黄金聖闘士かよ!」
「そういえば日帝衆の将校は全員光速の動きが出来たんだ!」
「無茶苦茶強いなんてものじゃねえぞ!」
「あの漫画実質黄金が一番人気だからな!」
特にロスト=キャンバスの黄金は最高である。
「主役いなくても話が進んだのも黄金のお陰だったけれどな!」
「コミックス二巻分主役が出なくても動いていたぜ!」
この十二人がいれば問題がない作品ということか、それだけ彼等それぞれに魅力があるということでもあろう。
「そしてその強さを!」
「安藤中佐も身に着けているのかよ!」
「受けろ!光速張り手!」
安東自身自分の技をこう呼ぶ。
「そしてこれだけではないぞ!」
「なっ、これは!」
二人同時に叫んだ、それぞれ安東の手に捕まり。
そして天高く放り投げられた、この技はというと。
「飛燕投げ!」
「大日本帝国陸軍の戦闘機!」
「その名前がついた技か!」
二人は千メートル上まで投げられながら空中で叫んだ。
「ちっ、このまま落ちたらな!」
「ダメージが洒落にならないぜ!」
「若し万が一着地に失敗したら」
手をや背中をつくか土俵の外に落ちれば。
「俺達の負けになるぞ」
「負けてたまるか!」
「勝ってリア=ディソンさんだ!」
「あの人の写真集とDVDゲットだ!」
「その為にはな!」
「意地でも無事に着地してやるぜ!」
こう叫んでだ、そしてだった。
二人は空中で身体を丸めてくるくると回転しながら落ちていった、そうしながら地面を見つつ軌道修正も加えていって。
そうして二人共無事に足からそれぞれ着地してだ、こう言った。
「何とかな」
「ああ、助かったな」
「危ないところだったけれどな」
「首はつながったぜ」
「ちっ、無事に着地したのかよ」
「いけるって思ったのにな」
その二人を見て全世界が舌打ちした。
「ここで負けてりゃ」
「再併合になったのにな」
「何で着地したんだよ」
「負けろよ、潔く」
「ついでに死んでろ」
「そのまま
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