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旧エクリプス(ゼロの使い魔編)
第37話 宝探し(前編)
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ある。隣の駅はツェルプストーであり、終着駅はゲルマニア首都ヴィンドボナである。この高速リニア鉄道は時速500キロリーグ(約500km)で走っており、トリステインとガリア、ゲルマニアを結んでいる。


ブリミル暦6242年 アンスールの月 エオローの週 虚無の曜日
皇紀2800年 7月17日 トリステイン王国 高速リニア鉄道

Side ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

「わぁ、凄い。ファーストクラスの席はこうなっていたの。」

シエスタがはしゃいでいる。
それもそうである。ファーストクラスは貴族用に作られている。
室内が豪華に装飾されている。一般車両にもファーストクラスがあるが、特別車両は警備も兼ねて一般車両と行き来できない様になっている。また、窓には紫外線防止のフィルムが貼られ、外から中が見えない様になっていた。
本来ならシエスタは特別車両の従者用の席に座らなければならないが、司が個室を予約した為、皆と同じ席に座る事が出来た。
他の客は知らないが、特別車両にはAMF(アンチマギフィールド)が張られており、特別車両内では魔法が使えないようになっている。
司だけは知っていた。何を隠そう、リリカルなのはの世界の技術で特別車両を設計したのは、司本人である。
社内アナウンスが流れ、もう直ぐラ・ヴァリエール駅に到着する。

「あっと言う間ね。」

「高速リニア鉄道が通ってから、家の竜籠(りゅうかご)はお蔵入りよ。」

「私の所も同じね。」

モンモランシーの発言に、ルイズとキュルケが答えた。
タバサやジョゼも同じなのだが、偽名を使って留学しているので迂闊には答えない。

「ラ・ヴァリエール駅についたらローカル線に乗り換えだ。折角ここまで来て貰ったんだ。フォンティーヌの街を案内しよう。」

「やったー。フォンティーヌにはトリスタニアにないものがいっぱいあるって、聞いているわ。ショッピングね。」

モンモランシーが一番はしゃいでいる。香水の調合レシピの版権をエクリプス社が買ってくれたのだ、それをモンモランシーブランドで発売して、売れた数におおじてロイヤリティが入る仕組みだ。司がアドバイスしてエクリプス社に連絡してくれたのだ。今では秘薬研究会を作ってそこの会長をしている。プチ成金で懐が暖かいのだ。

Sideout


ブリミル暦6242年 アンスールの月 エオローの週 虚無の曜日
皇紀2800年 7月17日 トリステイン王国 フォンティーヌ領 中心街

Side ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

「凄いはね。」

「凄過ぎます。」

「・・・。」

初めてフォンティーヌ領に来ると、皆固まるのだ。

「あはははっ、高層ビルは初
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