暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
ユニコーンの日
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にあるというシェルターまで階段を使って下って行った
定期的にビルが揺れてみんな泣きそうになったがなんとか一階までは行けた
「もうすぐシェルターの入り口だよ!みんな大丈夫?」
そう言うがみんなの顔は蒼白になっていた。それでも着いて行けたのは案内の人と先生がいるという安心感によるものだろう
だから
「っ!リゼル!」
目の前で案内役の人がISを纏ってなにかを撃った瞬間、それは瓦解した
ISとISがぶつかる。テレビではよく見る光景でも実際に生で、目と鼻の先で見るのとは違った
今度こそみんなが一気に悲鳴を上げ、止まる
だがそうすれば
危険度は増す
「危ない!」
女子の一人が上から落ちてきた瓦礫に潰されそうになったとき気がついた男子がその子を押し飛ばして助けた
「あ、ありがとう」
その行動により男子の一人が気を取り直した
「し、シェルターはあれじゃないのか?急ごう!」
普段なら女子はなによ男子の癖にと言うだろうがそんなことはなく皆走りこむ
先生も復活し、まだ座り込んでいる生徒の助けをする
俺も走り、シェルターを目指した。だが、その途中で足を止め、横を見た
「あれは...?」
そこにあったのは六枚のタペストリー。なんでか目が釘つけになった
俺はそれに近づき、一番正面に有るものを見、呟いた
「私のたった一つの望み...?」
その言葉は何故か口に馴染み、そして体が勝手に動いた
勝手に手が動き、タペストリーに触れた瞬間、何かが動く音がした
周りを見渡すと一個、床のタイルが動き、梯子が見えていた
そして、俺はそれを降りて行った。なんの違和感も感じないまま、まるで体が覚えているかのように
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「流石は
亡国企業
(
ファントムタスク
)
。ここがばれるとはな」
「どうしますか?社長」
社長と呼ばれた男はISの戦闘画面とビル周辺の衛星映像を見ていた
「全ての機器を物理的に壊せ。UCのデータは手書きと口伝でしか残ってないとはいえRX-0の試験データはある。それを渡してはならない。御当主の可能性が潰えてしまう」
「了解しました。機体は」
「仕方があるまい、破棄する。もう一度作るのは骨が折れるだろうが奪われるよりマシだ。そっちは私が行こう」
「わかりました」
そう言うと、社長と呼ばれた男に話しかけていた女性は持っていた携帯端末を使い指示を出す
それを確認しないまま男は走り出した
「あの人の、バナージ様がつないだ光は閉ざさせはしない。それが私たちのたった一つの望みなのだから」
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