旧校舎のディアボロス
一章
第六話 友達助けられませんでした
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柱に向かって殴った。
「アーシアが救えなかったのは俺の傲りの所為だ、糞が………いいや、たとえあの時躊躇なくあの糞はぐれ神父を殺したとしてもアーシアはきっとこっちには来なかっただろうな…俺はどうすりゃよかったんだろうな…」
「…」
イグニは何も言わず黙っていた。俺へのきずかいなのか、はたまた寝ているだけなのかは分からない。だけどこいつはこういう時は気が回るから助かる。
俺たちはその後何の会話をすることなく家へとたどり着いた。
〜sidリアス〜
サトシが帰った後私たちは今後の話をすることにした。
「みんな、サトシのことを疑う訳じゃあないけど本当にあの子が彼女を助けに行かないと思う?」
「「「思いません(わ)」」」
それは私たち全員が解っていたことぐ問だった。彼が彼女確かアーシアと言ったかしら、アーシアを助けに行かないわけがない、ここ数か月私は朱乃たちを使って彼を観察させた。それで彼の人間性は大体把握できた。彼は優しすぎるところがある。きっといざというときは例刻になれるのかもしれない、だけど今の彼ははぐれになってでも彼女を助けに行くと言いだすそれは分かっているがどうしたものか私の頭を悩ませる。
「でもサトシ先輩は先ほど何故か笑ってました。私はあの笑顔がとても恐ろしく思えました」
「「「「……」」」」
小猫の言葉に私たちはどう言えばいいのか分からなかった。そう彼は何故か笑っていた、それが彼にとって何を意味するのか、もしくわ特に意味はないのかそれすらも分からなかった。
「取り敢えず明日一日様子を見ましょう。優斗に小猫にはまたサトシのことを見張っていて頂戴、それじゃあ今日は解散」
「「分かりました」」
こうして私たちは今日は解散した。
〜sid悟志〜
「お帰りにゃ!主様」
俺が家に帰ると待ってましたかと言わんばかりに黒歌が出迎えてくれた。
「ただいま黒歌、悪いが聞いてもらいたい話がある。一緒にリビングまで来てくれ」
俺が真面目な顔でそう言うと黒歌も真面目な顔で「分かったにゃ」と言って付いて来てくれた。
リビングに付き椅子に座ると黒歌に今日合ったことを簡単に話した。
「なるほどにゃ、それで主様は何が言いたいんだにゃ?」
「さすが黒歌、察しが早くて助かるよ。アーシアがフリードみたいなはぐれ神父と普通なら一緒に居ることはありえねえ。アーシアは俺が見る限り良い娘過ぎるくらい良い娘だ、つまりアーシアは何か事情があってあの糞神父と一緒に居ると思う。それにアーシアには俺ら悪魔に対抗するための大きな力もあるとは思えねぇ、なのに堕天使たちはアーシアを欲しているてこたぁ残る理由はただ一つ」
「「アーシア(その子)の神器だ(にゃあ)」
俺と黒歌の意見が
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