旧校舎のディアボロス
一章
第六話 友達助けられませんでした
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が現れた。
「加勢に来るのおせぇじゃねぇか木場」
「あらあら、それはごめんなさい」
「朱乃さん、小猫ちゃん、部長まで来たんですか?」
「遅くなってごめんなさいサトシ。ここに張ってあった結界を突破するのに時間がかかってしまったの。まさかこんなところにはぐれ神父が居るなんて思わなかったのよ」
木場が先陣切って突入しそこから続々とグレモリー眷属が現れた。
リアスの話を聞いたフリードはアーシアの方にとても苛立った表情で顔を向けた。
「これはこれは糞悪魔様ご一行じゃあ〜りませんか、だけどちとこりゃ不味いな〜…お?おお!来た来たこちらも堕天使様たちのご到着だ!」
「「「「な?!」」」」
「ん?」
丁度フリードの真上には黒い穴の様な所から何か瞳の様な物が悟志たちを見ていた。リアスたちはそれを見てこれはまずいそんな顔をしていたが悟志はそれがどうしたといった表情であった。
「朱乃、帰還用の転移の準備を、小猫、木場、サトシはその時間稼ぎをしなさい」
「「はい!」」
「なら部長アーシアも連れて行っても良いですか?彼女は教会の人間ですけど良い奴なんです。お願いします」
サトシはリアスに頭を下げお願いするがリアスは首を横に振った。
「悪いけどそれは無理なの悟志。朱乃の転移魔方陣は私の眷属しか無理なのだから不憫だと思うけど彼女のことは諦めなさい」
「そんな!」
それの真実を聞き悟志はアーシアの方を振り向くがどちらにしろ時すでに遅かった。アーシアはフリードにがっちり捕まり周りには黒い雷の様な結界が二人を覆っていた。
するとすぐ後ろから朱乃の「出来ましたわ」という声が聞こえた。リアスたちは魔方陣に集まるが悟志は動かなかった。
「サトシ?速く来ななさい!」
そのリアスの声に悟志は渋々転移の中央に立った瞬間、サトシは自分の髪の毛を抜き針のように魔力で尖らせるとアーシアに向けて投げた。その髪の毛は結界を通り抜けアーシアの髪の中に納まった。
「待ってろアーシア、必ず迎えに行くからな。絶対に諦めるなよ!」
悟志はアーシアに指を突き刺しそう宣言するとアーシアは嬉しそうにただ「はい」と言いながら瞳に涙を溜めていた。悟志たちはそのままオカ研の部室へと転移した。
〜sid悟志〜
俺はアーシアの「はい」という返事を聞くとそこはもうオカ研の部室だった。俺は自分のカバンを持つと部室を後にしようとした。
「サトシ、先に言っておくけれどあの子のところに行くのはダメよ」
部長は俺にそう念押しした。当然であるが俺は笑顔で言った。
「分かってますよ、当然じゃないですか。今日は行きませんよ」
俺はそう言って部室を後にした。
しばらく歩くとただ街灯だけが付いている住宅街に出た。俺はそこに立っていた電
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