第4話 へべれけとヒゲとの出会い 前編
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本命!ツキまくりの貴方には特別賞の大盤振る舞いもってけドロボー!にゃはははははっ♪」
何かそう言って大量に持ってきた。
色々あるよ。ホントに大盤振る舞い。(※ゲーム版での特賞はキッチンナイフ、PSP版はFエイドだけです)
Fエイド、ゲドックーの葉、食材多数、魚のえさ、そして……
「これは?」
赤いひし形の石みたいな物。なんか前に拾った石と似てるような。
「これは彼に必要な物、ちょっとこれ借りるわよ♪」
そういって前足につけていた似ている黒い石を取っていく。
メイメイの手の上で赤い石と共にふわりと浮き始めた。
「四界の力を秘めし石よ、今こそあるべき所へ帰らん。天地万象……四界天輪……龍命祈願……四元回帰……星の巡りよ……意思の子の力を取り戻したまえ……。王命に於いて、疾く、為したまえ!」
メイメイの言葉に石は光り輝き一つになる。
そしてそれは俺の額に向かっていったと思ったら俺の意識は途絶えた……
レックス視点
光り輝く石が抱きかかえてるユエの額に入っていった。
まるで水の中に入るように自然に……
ユエはその瞬間気を失ってしまったのかぐったりしてしまう。
「ユエに何したんですか!!」
「慌てなくても大丈夫よ先生。彼に力を返しただけだから、少ししたら目を覚ますわよ」
「力を返した?」
「彼の力はどういう訳か4つに別れて石になっていたのよ、それでさっきはそのうちの2つを戻したってわけ」
「力が戻ったらユエはどうなるんですか?」
「すぐには変わる事はないわ、変わるといっても先生の心配するような事は起こらないから安心して。本質が変わる事なんてそうそうにないんだから」
「そう……ですか」
「さ、というわけだから彼を休ませてあげてね♪」
視点終了。
夢の中
声が聞こえる。
懐かしい声。
――は月を見ていた俺に月が好きなのかと聞いてきた。
「分からない」
そう俺は答えた。月を見るのが初めてだったから。
けど、見ていたいと思った。
――はそんな俺を見て、俺の名前にユエと言う名前はどうだと聞いてきた。
「お前がそう名付けるなら、俺はそれでいい」
俺の名前はそこからユエになったんだ。
懐かしい記憶。
俺と――が一緒にいた時の大切な記憶。
俺の親友の記憶。
そこで意識が夢から覚める。
目が覚めた。
あれ?俺、何時寝てたんだ?
なんか懐かしい夢を見ていたような気がするけど思い出せねぇ。
まあ、大切なもんならそのうち思い出すさ。
「ユエ、起きたんだね」
ん?ウィルがどうしてレックスの部屋に?
「あの人な
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