第4話 へべれけとヒゲとの出会い 前編
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朝
レックスめ!また俺を枕にしやがった!
くそう!腹が立ったから顔に思いっきり尻尾のリングぶつけてやったぜ!
しばらく顔抑えて転がってた。ざまぁ!
それから俺達は船の修理をしている。
俺は道具とか運んだりしてる。くわえて運べるもの限定だけどな。
そろそろ木材は足りてきたらしいので木を切りに行ってるカイルを伝えに行くためにレックスと俺は森に行った。
カイルに伝えた後、暇になったので散歩する事になったんだが……
酒臭ぇ……きょーれつすぎる……
俺の異変に気付いたレックスが聞いて来る。
俺は前足で酒臭い方をさす。
するとそこにはチャイナ服のような赤い服を着た酔っ払いの女性がいた。
レックスはすぐにカイルを呼ぶ。脱水症状だとわかった。
水をやるとすごい勢いで飲んで生き返ったー!と叫んだ。
でもお酒だったらもっとよかったとか……この酔っ払い反省してねぇ。
なんとも呆れる話だが、この酔っ払いはうまい酒が飲みたいがためにしばらく水分を取ってなかったという。ダメだこの人。ダメ人間の見本だ。
その後、お礼するからついてきてって事になりついていくと中華風の店が。
「はぁーい。メイメイさんのお店へようこそぉ♪」
って感じで言うメイメイ。
なんでこんなとこにこんな店がとカイルが聞くといつでもどこでも気軽に利用できちゃうとこがメイメイの店の売りらしい。コンビニか!
それからマイペースなメイメイはあなた達に相応しいものはこれかしらとレックスとカイルにそれぞれの物を渡す。
海賊旗と教科書だ。
先生と海賊って二人の職業当てちゃったよ。カイルはともかくなぜレックスまでわかったし。
お金さえあれば他の物も買って行っていいとか。
色々あんなこの店。ほんとに何の店かわからん。
俺も品物みたい!と前足でかりかりとレックスの足を引っかく。
「ユエも見たいんだろ、ほら」
と抱っこする。おおーよく見えるー。
そこでメイメイがじーっとこちらを見てきた。
な、なんだよ。
「……」
メイメイが見つめる。
「……(汗)」
何で俺こんな見られてんの?
「……!」
ッカ!と目を見開くメイメイにビクっとしてしまう。
「?どうしたのユエ」
「ちょっといいかしら?先生」
「はい?」
「その子は?」
「俺の護衛獣ですよ。ユエって言うんです」
「……名前まで一緒。姿は違うようだけど間違いなさそうね」
小さく呟くメイメイさん。
レックスには聞こえてなかったようだ。
「あの、ユエがどうしたんですか?」
「いやあ、なんでもないわよ〜。ちょーっと気になっただけだから」
「?そうですか」
「でも
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