暁 〜小説投稿サイト〜
聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
第2巻
リュドミラとの初対面時のエレンの反応
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「報告だと、ずいぶん多くの兵を狙撃したらしいな。それも後方からの狙撃とは、ホントに私達と同じ人間かと疑うくらいだ。ところでリュドミラの兵達はどうだ?」

「とりあえずオルミュッツ製の甲冑に向かい、一発狙撃してみたが結果は貫通した。なので重装歩兵をこれで次々と葬れたが、この戦が終わり次第オルミュッツ軍の戦死者を蘇生させるつもりだ。今回は支援とはいえ味方のはずの者達を狙撃したのだからな」

「やはりオルミュッツ製の甲冑でも貫通したのか、どれだけ貫通力を持つのか調べてみたい。あいつは以前から防御に徹していたが、さすがにプトレマイオスの武器だと防御しきれなかったようだな」

防御が上手いという事は、こちらに俺がいなかったら多少突き崩しても、傷口を広げる前にすぐ立て直すらしい。側面や背後を攻めてみても、押し戻されてしまうらしいが挑発にも応じないという事は結構な練度を持った部隊のようだ。隙もなかったようだが、俺からの支援と後方からの狙撃によってあり得ないと見ているとあちら側の主は思ったに違いないと言っていたエレンとリム。もし俺が敵だったら同じような反応をするだろうと、偉く賞賛していた。リュドミラが先頭に立つところは見ないそうだ。

「野戦ならばエレンは負けないはずだから、明日は先頭に立って叩き潰すとか言うんじゃないだろうな?」

俺が直感な発言をしたら冷や汗を出てなぜ分かったと言ったら、勘だと告げた。

「俺の勘は良く当たるのでな、ま、俺が前に出てもいいが今回は支援だけだ。リム、エレンとリュドミラの過去の戦績は?」

「二勝一敗」

「私の見立てでは引き分けですが、どちらも自分の勝利だと言い張って譲らないそうです。以前リュドミラ様に拝謁した時も同じ数字でしたから」

俺はため息をついた、まさかこれほど仲が悪いなんてな。ま、あちらの事については以前無人偵察機で聞かせてもらったけど、犬猿の仲以上に悪い仲のようだ。

「そういえば部下が言っていたな、ライトメリッツとオルミュッツは代々から仲が悪いと聞いている。オルミュッツの方は先代と先々代が戦姫だそうで、戦姫は竜具が選ぶとされている。ここには俺とエレンとリムしかいないから言うが、俺が創った竜具にそうさせたのも俺と言う訳さ」

「創った本人がここにいるから、話しても構わんだろう。二年と少し前、私はこいつに選ばれて戦姫になった。突然選んだ者に現れて手に取ると言葉みたいなものが頭の中に流れ込んでくる。『お前は戦姫になった、公宮へ向かえ』と言われたのが理解できた。それで公宮に行って見せればその日から戦姫となる」

「俺がそう指示させたからかもしれんな、知っていると思うが俺が創った竜具は新たな戦姫を選ぶのは前代の戦姫が戦姫たりえないと、『竜具(ヴィラルト)』が判断した時とされる。例え重い病
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ