俺のとある一日。
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く美女。黒歌とは違うタイプでツインテールや明るく天真爛漫な性格は少女を連想させるが、そんな見た目や性格とは裏腹に不釣り合いなほどに大きい胸。黒歌とほぼ互角である。服で抑えられてはいるものの、その存在感は大きい。それが俺に抱きついているものだから押し付けられてむにむにと柔らかく形を変える。その感触を楽しんでいると黒歌に頬を抓られて睨まれる。名残惜しいが離れてもらう。……っと、忘れてた。
「おかえり、セラフォルー」
「……! ただいまっ」
まるで向日葵が咲いたような笑顔を向ける。そんな笑顔にピリッとした雰囲気も和んで俺も黒歌も自然に笑みが浮かぶ。
「早く晩御飯にしよう」
そう提案した俺は、学校の鞄を隅においてキッチンに立つ。隣にはセラフォルーが立つようだ。いつもどちらかが手伝いで立っている。……作りながら隣のセラフォルーについてふと思い出していた。
セラフォルー・レヴィアタン。最初は珍しい名字の外人だと思っていた。レヴィアタンと言えば、悪魔ということだったかな。そう疑問が浮かぶ程度にしか思っていなかった。いろいろインパクトの強いことがあって、出会った当時のことはあんまり覚えていなかったりする。これをセラフォルーに言うと拗ねちゃうから言わない。
……俺は彼女が悪魔であることを知っている。知ることとなったきっかけは、セラフォルーが新魔王で旧魔王派の悪魔に襲われていたところを助けたことがきっかけである。その時の旧魔王派の人たちには黒歌の力も借りて全員この世からいなくなってもらった。俺だってそこそこ戦うことはできる。
その当時すでに友達だったが、悪魔であることを知られてもう会えないことを泣きながら言われた。俺はそんなことはないとか、曖昧で覚えていないけど黒歴史に匹敵するぐらいに恥ずかしいことを言って、彼女の顔を真っ赤にしたことを覚えている。……思い出したら恥ずかしくなってきたけど、そんな感じであったような気がする。
昔を思い出しているとご飯が出来た。三人いつもの席について食べ始める。セラフォルーも食べるときは静かだ。そして食べ終わると黒歌がいれてくれた風呂に入る。またいうようだが、この家は広い。当然、風呂も広い。一人ではいるつもりだったが、結局三人で入ることになってしまった。湯船に浮かぶ双丘とかきめ細やかな肌とかちらちら見えていろいろと危なかったとだけ言っておく。
後はテレビとかゲームとか勉強とかで時間を潰して、もう寝る。俺の部屋は二階の角にある。十畳の広い部屋に布団が敷いてある。一人で寝るには十分だが、いつの間にか黒歌もセラフォルーも布団にもぐりこもうとしていた。
さすがに三人で寝るのはきつい。けれど、いつも一緒に寝てしまう。やっぱり、もう一人で寂しくないと思っていたけど、心
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