第7話 鬼の少女、新たな繋がりを得る
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な!!まずはお前がのした俺の仲間を全員車に乗せろ!」
今はまだ脅しの段階だろうが下手に刺激すれば確実に千鶴の命が危ない…!
流石の上条も人質を取られた以上、黙って言うことを聞くしかなかった
「へへ、まさか無能力者にここまでやれる奴が居るたぁな」
強盗の要望どおりに上条は気絶したままの他の中間達を車に詰め込み、千鶴の開放を要求した。
「お間の仲間は全員車に乗せた!だから雪村を開放しろ!!」
しかしこんな奴らがそう簡単に言う事を聞くはずがなく
「ばぁーか!そう簡単に放すわけないだろうが!」
そう言い争いをしていたら何時の間にか目を覚ました千鶴が
「貴方は……何故こんな事をしてるんですか…」
「ああ?」
「こんな事して…恥ずかしくないのですか?お金を奪って、人を脅して、傷つけて……貴方は恥ずかしくないのですか!!!」
初めの声は小さかったが徐々に大きくなり、最後に腹の底からの力強い言葉の為か人質を取って有利な状況になってるはずの強盗は気圧されたのだ
「う、うるせえっ!俺は今がよければそれでいいんだよ!どう生きようが俺の勝手だろうが!」
「貴方はそれで良いんですか!自分の最期が来たとき、悔いがないと…貴方は胸を張って言えるんですか!!」
今の千鶴は人質という危ない状況のはずなのに彼女の目には恐怖の色が一切写ってなかった。
「う、うう……」
千鶴の類の無い迫力にこの強盗は今彼女に呑み込まれた。そして………このチャンスを見逃す上条じゃなかった。
呆然としている強盗の懐に入り込み、右手を強く握り締め
「隙だらけだよこの野郎!!」
「し、しまっ!」
気付いたときにはもう遅く上条の力強いアッパーが飛んだ
「ぶへぇっ!」
これで最後の強盗も戦闘不能になり、後は警備委員が来るの待つのみとなりワゴンに積まれていたキャパシティダウンを破壊し、これによって弱っていた御坂達は復帰し、多少イライラが溜まっていたのか暴れようとした美琴を以外にもカナが抑えて
『美琴ちゃん……ちょっと此処は私に譲って……ね?』
『イエス!アイッマム!!』
『黒子ちゃんも………イイヨネ?』
『サー・イエッサー!ですの!!』
レベルでいうなら美琴が上のはずだがカナの黒い笑みを見たせいか美琴は即座に敬礼し、普段絶対使わないだろう言葉を使い即答した。何時の間にか白井も敬礼し、初春と佐天は互いを抱き合いブルブル震えていた。
上条は思った“もしかしてこの家長カナが常盤台の頂点に立ってるのか?”っと。しかしこんな事を喋れば絶対殺されると直感が叫んでいるのでこれは口に出さない。何故なら…
「さ〜ておじさんたち?わたしたちね?きょう
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