第7話 鬼の少女、新たな繋がりを得る
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千鶴だけはいまいち理解できなく、美琴とカナに話しかけた
「ね、ねぇ…止めなくていいの?」
「いいんですよ。あれはいつもの恒例行事みたいなものですから」
「いつもなの?涙子ちゃん当麻君のこと嫌いじゃないんでしょ?」
「はい。涙子ちゃん、妙に上条さんの扱いがうまくて当の本人はイジラレてる事に未だ気付いていないんですよ」
「そ、そうなんだ……この時代の女性って強い人が多いね(ボソッ)…」
「千鶴さん?」
「あ!ううん!なんでもないよ!」
「…………」
美琴は無言で二人の話…特に千鶴を見守っていた
(千鶴さん…幕末の頃を思い出してるのかな……)
そんなこんなで3人は7人分のクレープを無事に買い、場所取りしてくれた4人の場所に向かい改めて7人でクレープを食べ始めた。
「私、クレープなんて初めて食べる」
「そうなんですか!?」
千鶴の始めて宣言で初春が驚いた声を上げる
「うん。私はそんなに食べるほうじゃない事もあったけどそれ以上にこういうのを食べる機会がなかったからね」
「「「「「へ〜〜〜〜…………」」」」」
そうしている時に上条はある建物に注目した
「……ん?」
「上条さん。どうしました?」
初春がそれに気付き、上条に聞くと
「いや、なんであの銀行シャッターを降ろしてるんだろうなって思ってな。まだ営業終了の時間じゃないはずなのに…」
「「「「…………」」」」」
カナを除く4人はその展開に非っ常〜〜〜に覚えのある展開だと感じた次の瞬間!!
−−−ドォオオオオオンッ!!!−−−
突然銀行のシャッターが爆発し、その煙から6人の男達がそれぞれ大きなバックを片手に持って走り出した。
白井と初春はすぐに警備員に連絡し、佐天とカナは初春と一緒に近くの子供達を避難誘導させていた
「急げ!警備員が来る前にさっさとずらかるぞ!!」
リーダー格の男が声を荒げながら仲間の男達に指示を出す。しかし
「風紀委員ですの!」
白井は風紀委員の証である緑の腕章を見せ強盗たちに投降する様に告げるが強盗達は逆に笑い飛ばした
「風紀委員も人手不足か?こんなガキの手を借りなきゃ事件解決できないってか!?」
白井も強盗のこの発言に頭に着たのか額に青筋を浮かべていた。強盗の1人がそれに気付かず白井に近づき、殴りかかった
「おいお嬢ちゃん。さっさと消えないと、怪我しちゃうぜぇ!?」
「以前他の強盗にも言いましたがそういう三下のセリフは……」
男の拳が白井に迫るが、白井は冷静に強盗の拳を見極めてアッサリと拘束
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