暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
81話:翠屋で一服 あれ?何その表情?
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
いです〜♪」
士郎さんの言葉に答えるスバル達。その傍らでは、桃子さんとリインが楽しそうに話していた。
因みに、アーモンドココアとはリインが翠屋で決まって頼む、かなり甘めの飲み物だ。リインは基本苦いものは苦手だからな。
その後なのはがテーブル席を確保して俺達を呼んできた。俺達はすぐにそこへ向かい、テーブルに座る。
並びは奥からなのは、リイン、俺。向かいにスバル、ティアナの順だ。
「お仕事中だから、疲れの取れるミルクティーね」
「ありがとうございます」
「いただきます」
「それから、士君にはいつもの」
「どもです」
いつもの、というのは例の士郎さんお手製のコーヒーのことだ。以前カオルが飲んで「美味い」と称した、翠屋の知る人ぞ知る看板メニューだ。
桃子さんからコーヒーカップを受け取って、一口飲む。……うん、やっぱりこの味は変わらないな。多分俺がいれてもこの味は出ない。
コーヒーの味に懐かしさを覚えていると、あることに気づいたなのはが声をかけてきた。
「あれ? 士君、前は砂糖入れてなかった?」
「ん、そうだな。よく覚えてたな?」
あはは、まぁね。と言ってなのはは少し恥ずかしそうに頬をかいた。
まぁ、確かにミッドに来る前はだいたい一口目を飲んだ後、その日の好みで砂糖を入れていたりしていた。が、最近はもう必要なくなった。
「あっちで散々淹れたり淹れられたりすりゃぁ、嫌でも苦いのに慣れるさ」
六課に出向前の『特別対策部隊』では、仕事中にコーヒーを飲むことが主流だった。勿論その他の飲み物もOKだったが。
その時大体は自分で淹れたりしていたが、これがまた奥が深い。かのハードボイルドなおやっさんも、形から入る為とは言え淹れ方に拘っていた訳だ。
というか…時々来るあの人≠フコーヒーがめちゃくちゃマズいんだよ。だからなるべく自分で淹れるようにしているんだ。
……え? あの人≠チて誰かって? それは……本人の名誉の為に言わないでおこう。
「へぇ…士君も遂に、自分でコーヒーを淹れるようになったか……。なら、今度時間がある時に美味しいコーヒーの淹れ方のコツを教えてあげよう」
「ほ、ほんとですか!?」
「ただし、本当に時間がある時に帰って来た場合に限るけど」
「うぐっ…そ、それを言われたら……」
もう何も言い返せないです……
苦い表情でそう思っていることがバレたのか、士郎さんは「冗談だよ」と笑った。
その後なのはや俺のミッドでの評判をスバル達から聞かされたり、士郎さんの自慢の新作をいただいたり、翠屋で探査の疲れを大いに癒やした。
途中用を足しに席を立った。しかしなんと言うか……俺が陸戦魔導師の憧れになっていた
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ