暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
81話:翠屋で一服 あれ?何その表情?
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がら、なのはの笑い声も聞こえる。
とりあえず、もっかい携帯を耳につけて……
「今までのことは説明しますし、謝ります。ですから―――せめて『もしもし』だけでも最後まで言わせてくださいよ、桃子さん」
桃子さんに諸々の事情を簡潔に説明した後、とりあえず電話を切りなのは達と一緒に翠屋を目指した。
途中アイス屋が一軒あったのだが、スバルもティアナも騒ぐことなく静かにしていた。アイス食いたかったんじゃねぇのか?
そんなこんなで、早くも翠屋に着いてしまった。はぁ〜…憂鬱だ。
「お母さん、ただいま〜」
「なのは!おかえり!」
そんな俺の心境を知ってか知らずか、真っ先に翠屋に入っていくなのは。すぐに出迎えたのは勿論桃子さんだ。
横に並ぶスバルとティアナは、またも驚愕の表情を浮かべていた。多分桃子さんの見た目に驚いているのだろう。いつもながら、驚く若さだ。四年経ってもあまり変わってないのだから。
「桃子さん、お久しぶりです〜!」
「わぁ、リインちゃん! 久しぶり〜! それに……」
「…ただいまです、桃子さん」
「ふふ…おかえり、士君」
少し控えめに言うと、桃子さんは嬉しそうに笑って返してくれた。その笑顔に俺も思わず笑顔になる。
すると翠屋の厨房の方から、エプロン姿の人が二人現れた。なのはの父の士郎さんと、姉の美由希さんだ。
「お、なのは! それに士君も、帰ってきたな」
「おかえり、なのは、士君」
「お父さん、お姉ちゃん!」
「お久しぶりです。士郎さん、美由希さん」
なのはと二人して呼ぶと、二人共嬉しそうな表情で迎えてくれた。
そういえば、と後ろを振り返ると、そこには完全に呆けているスバルとティアナが。
「なのは、二人共ぼうっとしてる…」
「あ、そっか。この子達、私の生徒」
「おぉ。こんにちは、いらっしゃい」
「は、はい…!」
「お邪魔します…」
士郎さんの声でようやく我に返った二人は、慌てた様子で返事をする。
端ではなのはが桃子さんに席を借りていいか尋ねていた。周りを見ても客の姿は見当たらなく、どの席も空いていた。どうやらいいタイミングで来たみたいだ。
「お茶でも飲んで、休憩して行ってね。え〜っと…」
「あ、スバル・ナカジマです!」
「ティアナ・ランスターです」
「スバルちゃんに、ティアナちゃん」
なのはとの会話の途中の桃子さんに視線を向けられ、すぐに自分の名前を言う二人。それを聞いた桃子さんは、なんだか楽しそうだ。
「二人共、コーヒーとか紅茶とか、いけるかい?」
「あ、はい…」
「どっちも好きです!」
「リインちゃんは、アーモンドココアよね〜」
「は
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