七話:多分、闘技場だと思う
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それはともかくとしてルフェイにデレデレするなんてルドガーのバーカ!!!
折角お姉さんが優しく励ましてあげたのに、あんな小さな子に会っただけで
元気、出ましたみたいな顔して………ルドガーのロリコン!!
『俺はロリコンじゃない!!エルコンだ!!!』どこからかそんな声が
聞こえたような気がするけど無視にゃ。というかエルコンって何?
何だか後片付けまでルフェイと一緒にやってたから、偶には私もと思って手伝ったにゃ
……べ、別にルドガーがとられたような気がして嫉妬したわけじゃないんだからね!!!
これは……そう、あくまでいつもの恩返しにゃ。それ以上でもそれ以下でもない。
ただの黒猫の気まぐれが起こしたものにゃ。
それにしても………ルドガーは誰を失ったのか……。
その人の為に自分が縛られていることを分かっているのにそこから抜け出そうとしない。
むしろ縛られ続けることを望んでいる……それがただ繋がりを保ちたいからなのか
自分への罰としてなのかは私には分からない。
ただ一つ分かるのはルドガーが大切な人を失ったという事にゃ。
………しかも割り切れないようなことで。
にゃあ……手のかかる子にゃ。
誰かが傍で支えてあげないと立てないような傷を負っているのに、
それを誰にも見せないように一人で無理して立っているんだから。
本当に手のかかる子にゃ……仕方がないからお姉さんが支えてあげるにゃ。
まあ、私も色々と隠し事とかがあるし、犯罪者だからあんまり深くは関われないんだけど
ルドガーが泣きたいときぐらいは特別にお姉さんの胸を貸してあげてもいいのよ?
……べ、別にこれは本当にお姉さんとして何だか放っておけないだけで、
好きとかそういうのじゃないんだからね!!!
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