暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
学年別トーナメント
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簪はミサイルとビームライフルで仕留める、それでいいな?」

「…うん…」

「まぁ、俺も普通に攻撃するし、攻撃を完全に任せるわけじゃない。お前の好きなように動けばいいさ」

今回の試合でするべきことは3つ。1つは試合で勝つこと。2つ目にデルタカイの性能を知らしめ、レイヴン社のデモンストレーションをすること。最後に打鉄弐式の稼働データの獲得だ。

俺たちの番がくる。

「行こう、簪」

「…うん!」

俺はデルタカイを、簪は打鉄弐式をそれぞれ展開し、ピットを出た。

相手は一般生徒2人、1機は打鉄、もう1機はリゼルだった。

「簪、俺がリゼルの相手をする。打鉄は任せた」

個人回線で簪に伝える。簪は頷いた。

来賓席を見ると父さんがいる。その視線は息子を見守る父親の目だった。

ヴーー

開始のブザーが鳴る。

俺はスラスターを吹かせ、一気にリゼルとの距離を詰める。

簪は前方にスラスターを吹かせてバックブーストし距離を取る。

接触はすぐだった。リゼルはビームサーベルを発振、切りかかってくる。それに対して俺はロングバレルのビームライフルを展開、銃口からロングビームサーベルを発振しつばぜり合いに持ち込む。

お互いの両腕がふさがっている。リゼルならこの状態で腕部グレネードが使える。

なら撃たせる前に殺るだけだ。

背部にマウントされた2基のプロトフィンファンネルを起動、相手の左右に展開し発射

散弾状のビームがリゼルに容赦なく降り注ぎ、大きな損傷を与える。このとき、シールドを貫通したビームがグレネードが格納された左腕のボックスを損壊させる。これでグレネードは使用できなくなった。

相手はあわてて距離を取る。だが、このデルタカイから逃げられるわけがない。

スラスターで上昇、相手の上をとり、飛び回りながらビームライフルで撃ち抜く。

次々に降り注ぐビームと実弾は瞬く間にリゼルのシールドエネルギーを0にした。

あと1機か

そのとき、試合終了を告げるブザーが鳴り響く。

―――――――――――――――――――

Side簪

和也くんが突撃を仕掛けて、リゼルを押さえてくれている。これならいける!

打鉄はブレードを展開、接近してくる。

ここでビームライフル、相手を牽制。相手は距離をとった。

この距離なら山嵐が使える

山嵐を作動、48基のミサイルが打鉄に降り注ぎ、多大な損傷を与える。

一気に決める

ビームサーベルを展開、ビーム刃を発振し、打鉄に切りかかる。

相手はブレードで防ごうとするが、刀身はビームの熱で熔け瞬く間に切り裂かれ、意味を成さない。

そのまま本体に2連撃、相手は停止した。

終わった。和也
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