いつもの日常から…。
[2/2]
[9]前 最初 [2]次話
一通りのストレッチを終えたところで、リコが解散の声をメンバーに掛けると、それぞれがぞろぞろと体育館から出て行く。
火神もそれに続き、黒子もその後を追おうとした時だった。
「…………?」
何か感じたのか、ふと足を止めて彼は振り返る。
だが何も、誰も後ろにはおらず、黒子は首を傾げた。
(…なんでしょう。今、視線を感じたような……)
ふと視線を感じ、振り返った黒子だったが、最後に出ようとしたのが黒子だったので、体育館には誰も居ない。
気のせいかと一人でぶつぶつ考えていると、外から黒子を呼ぶ太くて安心感を与える火神の声が聞こえてきた。
「黒子、何してんだよ。早く来いよ」
「…あっ、はい。今行きます」
その視線に後ろ髪を引かれる思いになりながらも、黒子は火神に向かってそう言い、外へと向かって行った。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ