暁 〜小説投稿サイト〜
ルドガーinD×D (改)
六話:オカルト研究部?
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しなくてもいいだろ。
取りあえず、部室の内装を確認するために辺りを見まわして見る。
様々な文字や魔法陣らしきものが所狭しとある様子は何と言うか……圧巻だな。
まあ、いい趣味かどうかは俺には分からないけどな。
そんなことを考えながらさらに見回していくと一人の小柄な女の子が
ソファーに座りながらパクパクと羊羹を食べている様が目に入った。

「こちら、兵藤一誠君とルドガー・ウィル・クルスニク君」
「あ、どうも」
「ルドガー・ウィル・クルスニクだ。ルドガーって呼んでくれ」
「……塔城小猫です」

木場の紹介にぺこりと頭を下げる俺とイッセー、そしてそれに応える様に
ぺこりと頭を下げる塔城……なぜだろうか?少し首を傾げて考える。
どことなく黒歌と似ているような気が………まあ、いいか。

「……?」

そんな俺の様子に気づいたのか、コテンと首を傾げる塔城……可愛いな。
今の仕草はエルと並び立つぐらいの可愛さだったかもしれないな。
ロリコン?いいえ、エルコンです。

それにしても羊羹か………『トマト羊羹』……新たな境地が開けそうだ!!!
『少しはトマトから離れるにゃ……』どこかからか黒歌の疲れたような声が聞こえて来た
気がするが当然のことながら気のせいだろう。

それと何だろうか?近くからシャワーの音が聞こえてくるような気が……え?
何で部室にシャワーが付いているんだよ!?
しかも絶賛使用中とか……この学校お嬢様学校だとは思っていたけど
やっぱり金があるんだな。………学費、サーゼクス様が負担していてくれてよかった。
俺じゃあ払いきれないような気がするからな。

「……いやらしい顔」

塔城の言葉につられてイッセーを見てみると確かにこれ以上無いほどいやらしい顔を
していた……この変態はどうせ、シャワーカーテン越しの女性の影を見て妄想を
膨らませているんだろうな。

「痛てっ!?」
「鼻の下が伸びてるぞ」

軽くイッセーの頭を小突いて注意を促す。
まあ……見えそうで見えないという、隠されているロマンを
追う気持ちは良く分かるけどな。
いや、俺だって男だし、隠された神秘を覗きたいと言う気持ちは良く分かる。
でも、隠されているから意味があるんだ!!!
だからこそ、俺は覗こうなどという事はしないんだ。
ロマンはロマンでなければならないからな!!!!!

「……どうしてそんなに覚悟を決めたような顔をしているんですか?」
「男としての覚悟の確認をしていただけだ」
「……やらしいです」
「なっ!!?」

どうしてだ!!?
どうして塔城は俺がロマンについて考えていたことを見破れたんだ!!?
て、おい!!イッセー俺はお前とは違うんだ!!!
だから、我が同志よと言った視線で語り掛けて
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