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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第七十三話
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ぞれ武器をもってカオスへと走り出す。だが……
『イラナイイラナイイラナイイラナイィィィィッ!!』
「きゃぁぁっ!」
「く……ぅう……っ!」
接近するカノンノとメリアを、カオスはラザリスの顔を二人へと向け、ラザリスの結晶化している瞳から熱線を放出させ、二人の接近を止めさせた。
くそっ……このままじゃ……っ!
「(! 主……契約開放が解けます!今すぐドクメントの補助に……っ!!)」
「く……ぁ……っ!? が、あぁあぁぁぁぁぁあぁぁっ!!」
「!? 衛司……っ!!」
ヴォルトの声が聞こえたと思った瞬間、僕とヴォルトの契約開放が途切れ……それは起こった。
今まで感じたこと無いほどの強烈な頭痛。それが身体に食い込んでくる爪と握りつぶそうとしているカオスの両腕の力に合わせて僕に激痛を走らせた。
どうしようもないほどの初めてといえるほどの強烈な痛みに僕は思わず今まで出したことの無いほどの悲鳴を上げる。
「が、あぁ、ぐあぁあぁあぁぁぁ!!」
「(そんな……ドクメント破損率……九十五パーセントっ!? このままでは主は……衛司は……っ!)」
「(ッ……後は任せたぞ、ヴォルトっ!)──ずえぇえぇぇぇぇいっ!」
襲い来る激痛と頭痛に悲鳴を上げる中、不意に僕の中でそんなやり取りが聞こえた瞬間、僕の中から人型のウンディーネが現れ、カオスに向けて手にした大剣を振り下ろした。
『ギッ!? ギアァアァァァァァァッ!!』
「ふっ……主様、大丈夫か?」
「……ぐ……っ……ウン、ディーネ……」
突然、僕の中から現れた事と、両腕で僕を捉えている事で対応が出来なかったカオスは、ウンディーネの振り下ろした大剣を受け、ラザリスの取り込まれている部分を避けた胸元の位置を切り裂かれた。
それが通じたのかカオスは悲鳴と共に僕を両腕から落とし、ウンディーネはカオスから退くと同時に落ちる僕を受け止めてカノンノ達の場所まで戻った。
「衛司っ! そんな……ドクメントが……此処まで……っ!」
「ぐ……ぁぅ……」
「カノンノ、すまないがすぐに回復を頼む。ドクメントの方は今ヴォルトが補助している。少しでも主様の身体を回復しなければ……更にドクメントの破損が深くなる」
「わ、分かった……っ!」
カノンノ達の前に下ろされながら、激痛からは解放されたが未だに続く強い激痛に声を漏らす僕。
その僕の身体の状態……そしてドクメントを見たであろうカノンノが言葉を漏らすと、カノンノに向けウンディーネがそう言ってカオスへと向き直った。
『ギギィ……イラナイ……イラナイイラナイイラナイィィィィッ!!』
「……っ……何……?」
「っ! 皆、下がれっ! あれは危険だ……っ!!」
ウンディーネ
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