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ひぐらしのなく頃に 逢
夢壊し編
第壱話 追憶
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も自炊ぐらいはできるさ。
 目で文字を追い、ページをめくりながら蜩がなくとカナカナカナいう声を聞く。
 電車の揺れが心地よくあくびが出た。
 ...あった、ここだ。目当てのページを見つけた。物語の中に意識を投じる。
 電車のガタンゴトンという音、ページをめくる音、蜩の声。それだけが俺に聞こえる音でとても心地よかった。

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