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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos55真なる目醒めの刻は今/紫天の盟主〜Yuri Eberwein〜
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魔法における力、共にマテリアル最高レベル。しかし力にリソースが回り過ぎている所為か、少し頭が弱いアホな子。

――フラム! 燃えるわたしには相応しい名前でありますな!――

マテリアルの使えない良心的存在、“義”のマテリアル。名を、炎壊の報復者フラム・ザ・リヴェンジャー。ロード・ディアーチェを支える補助プログラム――王下四騎士の1基。マテリアルそれぞれが違った目的を持ってしまったことによる行動理念の破綻・暴走を食い止めるためのプログラム。末っ子レヴィよりか頭は良いが、それでも自分の“義”しさを信じて猪突猛進する場合もあるため、やはりアホの子。

――アイル・・・、我が名前ながら惚れ惚れするほどに美しい名前ですわね――

マテリアルのブレーキ的存在、“律”のマテリアル。名を、氷災の征服者アイル・ザ・フィアブリンガー。ロード・ディアーチェを支える補助プログラム――王下四騎士の1基。マテリアル全基の、魔力暴走を食い止めるためのプログラムで、特に“力”の強いレヴィの暴走ブレーキに一役買っている。同じ頭脳派とされるシュテルにライバル意識を持ち、アホなレヴィの好き勝手には少々苛立っているが、仲は良い。

――本当はまた会えて嬉しい・・・って、心から喜べれば良かったのに・・・――

キリエ・フローリアンの協力もあって、マテリアルはようやくシステムU-Dの復活に成功した。しかし待っていたのは、彼女によるマテリアルの撃破・破壊。システムU-Dはこうなることを嫌って眠りについていたのに、それを知らずに、思い出せずに彼女を復活させたマテリアル。悲劇はまた繰り返された。しかし・・・

――少し思い違いをしていたようです。私たちがシステムU-D――あの子を求めていたのは、大いなる力、を手にするためだけではないのです。あの子と私たちは、元々は1つなんです。ディアーチェ、シュテル、レヴィ、フラム、アイル、そしてあの子の6基が揃うことで初めて、紫天の書、は完成するのです――

そのおかげでシュテルは、マテリアルは、自分らの真の存在意義を、目的を思い出すことが出来た。“紫天の書”の完成。それが彼女たちの目指すべき目的。それが叶えば“夜天の書”へと戻った“闇の書”から真の意味で独立が出来、自由に生きることが出来る。こうなれば後の行動は1つに絞られる。暴走している彼女を食い止め、“紫天の書”に迎え入れる。

――なのは達にこう伝えてください。砕け得ぬ闇を倒す方法を教えますから、その代りに、私たちと交渉の機会をください――

シュテルは、自分らマテリアルのシステムを早期復旧させる為に、先に再起動させたレヴィとアイルにそう告げた。シュテルの頭の中に生まれる、彼女を食い止めるための作戦。その為にシュテルは、管理局と協調してことに当たることを考えた。その結果生まれ
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