14話:少女の味方スパイダーマッ!
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有名な古参のMAD素材だ。しかし彼を語る上で絶対に外せない、他のMAD素材とは違う事柄がある。
削除戦争。
それは職人と運営の戦いだった。
独特の名乗り口上を持つスパイダーマッはMAD素材としてはかなり豊富であった。そのため名作か結構産み出されたのだが、著作権の問題で運営に大体が消されてしまった。
だがそこは著作権に負けない男スパイダーマッ。
彼らはそんなことではめげない。次々と新たな名作MADを産み出し次々と運営に削除され消されても再うpし、それを繰り返した。
これがニコニコ動画の歴史に残る。伝説の削除戦争である。
なんて格好つけて言ってるが、要はいたちごっこである。
まあ、そんな経験をしているスパイダーマッは削除されないMADが若干羨ましく、わりと知っていたのだ。
「そう、基本三人とも危険なのね」
その三人に限らずMAD素材なんぞにされる奴は大体どこかしらおかしい。
そのまま二人は情報交換を続ける。
【灰原哀@名探偵コナン】
[状態]:疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ボウガン@現実、硝酸瓶×2@現地調達、塩酸瓶@現地調達、
アポトキシン4869の解毒剤@現地調達、ランダム支給品2つ
[思考・状況]
基本思考:脱出する
1.スパイダーマッと情報交換
2.江戸川コナンもとい工藤新一と合流する
【スパイダーマッ@ニコニコ動画】
[状態]:健康
[装備]:スパイダーブレスレット、全身タイツ
[道具]:支給品一式、ランダム支給品3つ
[思考・状況]
基本思考:主催者に復讐を誓う男、スパイダーマッ!
1.灰原と情報交換
2.制限に気づいてた男、スパイダーマッ!
◆
「畜生、あの変態全身タイツめ…」
灰原には三つ編みの女と呼ばれていた女、ジェノサイダー翔。もっとも名簿上の名前は腐川冬子だが。
灰原搭載のスパイダーマッが去った後、わりと早めに目が覚めて苦労しつつも脇差しでスパイダーネットを切断した。
「まさかあんな人外みたいな真似ができるとはな…」
ジェノサイダー翔は考えを改める。
この会場にはおそらく、あの変態と同じように異能力みたいな力が使えるやつが複数人いる。
(うちの先生が嫌いそうな展開だな)
ジェノサイダー翔はそんなことを考えた後、その場を離れる。次の行動は隠したデイパックを回収してからだ。
「ああ、それより十神様成分が欲しい…」
【腐川冬子@ダンガンロンパ】
[状態]:疲労(小)、首に鈍い痛み
[装備]:脇差し@現実
[道具]:デイパックは隠してある
[思考・状況]
基本思考:十神様の為に参加者を皆殺しにする
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