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Angel Beats! the after story
忍・ニン・NIN
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ですよ」

「忍者ならではですね」



「ひさ子お前、それ一人で飲むのか?」

「おうよ、ここんとこの地酒だ。美味そうだろ」

「俺にも飲ませろよ」

「やなこった。飲みたいんなら自分で買いな。



「どうだいみゆきち。ペアストラップの気分は?」

「うん、……嬉しいよ。けど、なんで天ぷら?」

「それはね!ん〜〜なんとなく?」

「だと思ったよ」

「でもね!この天ぷら、衣が動いて具が出てくるんだよ!すごくない!?」

「そんなところだけはよく目が効くよね(そのくらい私のことを見て欲しいな……)って変なこと挟まないでしおりん!」


みんな満足したらしい。

もう陽が暮れかかってる。もう旅館に帰らなきゃな。

「では皆様、陽も暮れてきたので戻りましょうか」

楽しい時間は一瞬で過ぎるというがその通りだな。名残惜しい気持ちを抱きつつも車を停めていた駐車場まで戻る。

「整列!!」

入場口に近づいた時、いや出るから退場口か。そこでゆりの言葉通りに横一列に整列する。

「岸本先生!お疲れ様でした!!!!」

「「「「「「「「「お疲れ様でした!!!!!!!!!」」」」」」」」」

椎名はきょとんとしていたが俺たちは何事もなく駐車場まで戻る。





たいして何もないまま旅館に着き男女別れて部屋に戻る。いつ見てすごいと思う部屋の中心。

そこには、先ほどまで忍者や侍に興奮していた男はいなかった。いるのは聖域(サンクチュアリ)へ行こうとしている漢の姿だった。

「空腹は最大のスパイス!明日の昼前にはこの旅館とはおさらばしなければいけない!だから、チャンスは今日だけと思え!そしてこの手でこの目で掴み取り堪能しよう!!いくぞ!!!!」

「「「っっしゃゃゃああぁぁああ!!!!」」」

春。桜が月光に照らされ美しく輝き、花弁は咲き誇り、その花弁は風で舞い散る今日(こんにち)


俺たち漢共の決戦第二夜が始まった………。






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