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Angel Beats! the after story
忍・ニン・NIN
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名(さん)ヤベ〜))))))

模擬刀で藁人形って斬れるもんなんですかね。

「やりたい奴はいるか!」

「はい!やりt「私がやるわ!」
惨劇を防ぐためにゆりが咄嗟に宣言した。

「よかろう。では、まず忍者刀を右手に構えろ」

椎名との構えが同じだが、居合いではなくもう抜いていた。顔の正面に忍者刀を持っていき、風が吹き抜けるのを待つ。そして、吹き抜けた瞬間、ゆりの声と共に忍者刀が藁人形に吸い込まれていき、バキッと何かが折れた音が聞こえ、刃の上半分が消えていた。

消えた刃を探していると。

野田の真上から折れた刃が落ちてきた。そのまま刃は地面に突き刺さった。

あと数cm違かったら、野田はもう………。

「俺が何をしたと言うのだ……」

「ごめんなさい野田くん!わざとじゃないの、事故なの信じて!」

「気にするな……ゆりっぺ」

項垂れる野田。

「の、野田くぅぅ〜〜ん!!」






野田が真っ白に燃え尽きたのを機会に昼休憩を取ることにした。

「腹が減っては戦ができぬ。さぁ、たくさん食べろ」

唐揚げ、卵焼き、ウインナー、おにぎりといった定番なものが沢山入っている重箱がテーブルの上に広げられた。

「じゃあ食べましょ!」

「手を合わせてください!」

ゆりの掛け声に合わせ、手を合掌する。

「いただきます!」

「「「「「「いただきます!!!!」」」」」」

大学生になってもこれをするなんて思わなかったな。
そんなことを考えている隙に、おかずが次々と消えていく。慌てて、競争率の低い卵焼きに箸を伸ばし、口に運ぶ。

こ、これは………。

「焦げがなく、まるで宝石のようだ。見た目に負けず劣らず、ふんわりとした歯応えや仄かに感じる甘み。まるで、綿あめでも食べているんじゃないかという錯覚に陥ってしまう。本当にこれは美味い!美味いぞぉぉぉぉ!!!!」

あまりの美味さに叫んでいるのは俺だけではなく、男共は叫び、女子共はブツブツと呟いている。

あらかた食べ終わり、叫び過ぎて喉が痛くなってきた頃。

「皆さんお土産でも見に行きますか?」

お土産を買うのなら野田が死にかけることもないだろうな。

「いいですねお土産。買いに行きましょうよ」

「手裏剣とか買えっかな」

「地酒とかあると嬉しいな」

「みゆきちとのペアストラップ!」

買うものは人それぞれだが、行くことには賛成らしい。

「じゃあ椎名さん。案内お願いできるかしら?」

「このくノ一椎名が案内しようではないか!」

どこにあるか分からない椎名の忍スイッチが押された。

お土産か。関根に便乗して、かなでとのペアストラップ買っちゃったり。

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