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Angel Beats! the after story
忍・ニン・NIN
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名(さん)ヤベ〜))))))
模擬刀で藁人形って斬れるもんなんですかね。
「やりたい奴はいるか!」
「はい!やりt「私がやるわ!」
惨劇を防ぐためにゆりが咄嗟に宣言した。
「よかろう。では、まず忍者刀を右手に構えろ」
椎名との構えが同じだが、居合いではなくもう抜いていた。顔の正面に忍者刀を持っていき、風が吹き抜けるのを待つ。そして、吹き抜けた瞬間、ゆりの声と共に忍者刀が藁人形に吸い込まれていき、バキッと何かが折れた音が聞こえ、刃の上半分が消えていた。
消えた刃を探していると。
野田の真上から折れた刃が落ちてきた。そのまま刃は地面に突き刺さった。
あと数cm違かったら、野田はもう………。
「俺が何をしたと言うのだ……」
「ごめんなさい野田くん!わざとじゃないの、事故なの信じて!」
「気にするな……ゆりっぺ」
項垂れる野田。
「の、野田くぅぅ〜〜ん!!」
*
野田が真っ白に燃え尽きたのを機会に昼休憩を取ることにした。
「腹が減っては戦ができぬ。さぁ、たくさん食べろ」
唐揚げ、卵焼き、ウインナー、おにぎりといった定番なものが沢山入っている重箱がテーブルの上に広げられた。
「じゃあ食べましょ!」
「手を合わせてください!」
ゆりの掛け声に合わせ、手を合掌する。
「いただきます!」
「「「「「「いただきます!!!!」」」」」」
大学生になってもこれをするなんて思わなかったな。
そんなことを考えている隙に、おかずが次々と消えていく。慌てて、競争率の低い卵焼きに箸を伸ばし、口に運ぶ。
こ、これは………。
「焦げがなく、まるで宝石のようだ。見た目に負けず劣らず、ふんわりとした歯応えや仄かに感じる甘み。まるで、綿あめでも食べているんじゃないかという錯覚に陥ってしまう。本当にこれは美味い!美味いぞぉぉぉぉ!!!!」
あまりの美味さに叫んでいるのは俺だけではなく、男共は叫び、女子共はブツブツと呟いている。
あらかた食べ終わり、叫び過ぎて喉が痛くなってきた頃。
「皆さんお土産でも見に行きますか?」
お土産を買うのなら野田が死にかけることもないだろうな。
「いいですねお土産。買いに行きましょうよ」
「手裏剣とか買えっかな」
「地酒とかあると嬉しいな」
「みゆきちとのペアストラップ!」
買うものは人それぞれだが、行くことには賛成らしい。
「じゃあ椎名さん。案内お願いできるかしら?」
「このくノ一椎名が案内しようではないか!」
どこにあるか分からない椎名の忍スイッチが押された。
お土産か。関根に便乗して、かなでとのペアストラップ買っちゃったり。
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