暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
忍・ニン・NIN
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椎名がくノ一のコスプレをしているのだから。黒色の忍装束しかもミニスカでぴたぴたの網タイツ着用。胸には鎖帷子(くさりかたびら)を着ている。露出の高い格好で、太ももが丸出しである。
これはけしからん!ほんまにけしからん!よ〜く見ると太ももにクナイが付けられていた。細かいな。

まさに、世の男どもの願いを叶えたような姿だった。

「あの……椎名さんですか?」

さすがかなで。言いづらいことを言うなんて。本当にいい子。

「ほう。よく知っているではないか。いかにも、私の名前は椎名だ。見ての通りくノ一だ」

口調も変わっている。

「マジかよ!?割烹着(かっぽうぎ)が似合う、戦線ランキング一位の椎名っちかよ!」

戦線ランキングとは戦線による戦線のためのランキングである。ちなみに日向は、男子にモテそうな男子ランキング、受けの部で一位である。攻めの部は……俺である。受けの部の二位は同率で直井、大山。攻めの部の二位は藤巻だった。

「くノ一なんて卑怯でGOZARU」

「くノ一は二次元の存在だと思っていた」

男どもはさすがに全滅である。

「いいな〜私も着たいです!」

「こういうのは着るからこそ楽しいと思うんですよね」

コスプレが好きそうな二人はノリノリ。

「ひさ子先輩着てくださいお願いします!!」

「あたしからも頼むひさ子。ひさ子が着れば良い歌詞が浮かぶんだ」

「勘弁してくれよ。着る気なんてこれっぽっちもないからな」

ひさ子が着たら、それこそ歩くハニートラップになってしまう。全力でサポートしなければ!

入江はポ〜といき行く侍をキラキラした目で見ていた。

「そんなジロジロ見るな。………本当にジロジロ見ないでください。お願いします」

本音が出てきたぞ。

「私だって、こんな露出が高い格好なんて、したくないですよ。でも、女将さんがこれも仕事の一つって言うから嫌々着たんですよ。脚はスースーするし、通気性も無駄に良いし。風邪ひいちゃいますよ私」

ヤバイ。可哀想になってきた。

「いや〜それにしても、すごい村だな〜。案内がなきゃ迷ってしまいそうだな〜。お土産も買いたいし、楽しみたいし、何処かに村に詳しい人いないかな〜」

頼む!みんな、乗ってくれ!

「そうね〜案内が欲しいわ〜。特に忍者とか」

「そうだ!忍者いいぜ〜憧れるぜ〜」

「ゆりっぺ先輩さすがです〜。忍者いいですね〜」

「NIN!NIN!NIN!NIN!」

「うおぉぉ!三次元忍者に会いたいぞぉぉ!」

「そうだなみんな!忍者だ!特にくノ一がいいな〜」

「「「「「「く!ノ!一!く!ノ!一!フゥフゥ!」」」」」」

さすがゆりたちだ。かなでたちは変な目で見ているがし
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