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Angel Beats! the after story
忍・ニン・NIN
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いため、車というよりもミニバスと呼べるような車で移動をする。
何事もなく、車に揺られていると藁の屋根や馬といった、いかにも忍者がいそうな雰囲気を醸し出す、大きな村が見えてきた。
遊びにきている人たちも多く、忍者村への期待が高まってきた。
忍者に忍者に会いたい!
「見てください。忍者が受付してますよ」
「うぉ!ほんとだ、中々シュールな光景だな」
俺の拙い願いはこんな形で叶ってしまったのか。ブルーな気持ちで駐車場に着き、車から降りる。
待てよ。まだ終わってない!手裏剣、クナイ、まきびしがあるじゃないか!
「皆様、私は少々準備がありますのでお先に中にお入りください」
なぜか少し顔を赤らめてる椎名だが、その表情はエr……エロい。
「じゃあ、先に行くってばよ。みんな」
「今のゆりっぺは最高ってばよぉぉ!!」
先導して歩き出すゆり。興奮具合がセリフで分かってしまう。
「オラ、ワクワクしてきたぞ!」
「ワクワクしてきたぞ〜!」
「さぁ冒険の出発だ〜みゆきち!出航だ〜!!」
「待ってよ、しおり〜ん」
「転ぶなよお前ら」
なんか色々と違うと思うんだが。
「オラは海賊王になるってばよ!!」
TKお前は集英社に行って土下座してこい!
「音無さん、おいていかれ、るて……てばよ…」
この子は俺が絶対火影にする。それが……
「俺の忍道だ!!」
この子を穢すやつ忍者ではなく……人邪だ。
「結弦、遅れた分は卍解するぞ」
岩沢お前は今、最高に輝いてるよ。
「いや、あの。挽回をBLEACHの卍解とかけたんだが……分かってた…よ……な……?」
自分で言った言葉を優しく解説するという、羞恥プレイを自分でしてしまった岩沢は泣きそうだった。
「大丈夫だ!分かってたから!落ち着け、な?本当にうまいよ!座布団一枚いや、何枚もあげられる!」
山田くん出番だよ!早く座布団持って来てくれ!
「ヒック、ありがと。結弦」
満開な笑顔。守りたいこの笑顔。
受付も済ませ。いざ、村の中に入ると時代劇の世界に紛れ込んでしまったような気持ちになってしまうほど、壮観だった。
カツラなのか怪しいほど、リアルなチョンマゲ。従業員だと分かっているのに、まるでここで生まれ育ったかのような、姿だった。
「入る前の『てばよ』口調の自分が恥ずかしくなってきたわ」
だろうな。
「よく来たな!右も左も分からぬ新人ども」
いきなり後ろから声が聞こえた。新人?俺らかな。そう思いみんなで後ろに振り向く。
「どうした?人の姿を見て黙るなんて失礼な輩だ」
いやいや、黙らない方がおかしいと思うぞ。だって……。
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