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Angel Beats! the after story
忍・ニン・NIN
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旅館で目覚める朝はいつもと違い目覚めが良い。
鳥のさえずりも聞こえ、陽の日差しが差し込んでくる。そして、右隣から寝息が聞こえてくる。寝息の正体を確認するために顔を向ける。
青みがかかった髪に整った顔立ち。見慣れている顔だが、ここまで近くで見ることは珍しいな。
あと数cm顔を近づければ日向とキッスができる距離。高ぶる心音を感じながら、意を決して力を一箇所に溜め込む。
俺ならできる俺ならできる。
いくぞ!
「死に晒せっっ!!!」
力を溜め込んだ足で鳩尾を的確に蹴り出し、布団から吹き飛ばす。
気持ち悪いったらないぜ、ほんと。だれが野郎とキッスをしなきゃいけねぇんだか。
「ガハッ!な、何が起きたんだ!?ゲホッ!ゲホッ!」
蹴られた腹を抑えながらむせる日向。
「朝からどうしたんだ?日向?」
「聞いてくれ音無!いきなり腹に激痛が出てきたと思ったら吹き飛ばされたんだ!何か見たか音無!?」
クックック計画通り。瞬間的に吹き飛ばせばバカな日向のことだ、勘違いするに違いないからな。
「さぁな。寝ぼけたんじゃないのか?」
「ん〜まだ痛んでるんだが、寝たる間に多分どっかにぶつけたのか」
自己解決するバカ。
「騒がしいなお前ら」
「おはようございます」
起き上がる野田とTK。まぁ、あれだけ騒いでて目覚めない方がおかしいか。
それから、歯磨きや洗顔、髪を整え、朝の支度をする。日向だけはお腹を摩っていた。
朝ごはんのために、昨日夕食を食べた部屋に移動する。タイミングよくかなでたちと合流し、今日の予定を話し合いながら歩いた。
気になる朝ごはんは銀しゃけに漬物、豆腐の味噌汁といった和食だった。一般的な献立だが、味が別物で、今まで食べてきた朝ごはんが霞んでしまう美味しさだった。
「みんな、今日はこの近くにある忍者村に行くわよ」
「「「「おおーー」」」」
「じゃあ準備が出来次第、外に集合」
朝ごはんも食べ終わり、お互い部屋に戻る。準備といっても男は化粧とかする必要がないから十分もせず俺たちは外に出た。
今日行く忍者村はここから車で数分で着くらしい。ここら辺では有名な観光スポットということで、ここに泊まりに来る客の大半は遊びにいくらしい。
俺たちが外に出てから三十分後にかなでたちが来た。
「みんなお待たせ」
各々の可愛いやら綺麗な私服に身を包んでいる女性陣。一人一人の紹介は省く。唯一言うなら、かなでは可愛い!こ〜なんか、モフモフしてて小動物みたいな服装だった。岩沢は相変わらずヘッドホンをネックレスのようにかけている。
「じゃあ皆様行きましょうか」
そこには椎名もいた。どうやら案内役らしい。
人数も多
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