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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第七十二話
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メリアとラザリスの間に入るように跳び、そのまま勢いと共に星晶剣を奮う。奮った一撃はラザリスの結晶化した脚に防がれてしまうが、ラザリスは突然の僕の介入に僕を睨みながらその場から後方へと下がった。
「衛司……契約解放って……大丈夫、なの……?」
「五分程度なら大丈夫らしいよ。だからメリア……此処からは合わせて早めに一気に決めるよっ!」
「……んっ!」
乱入した僕を驚いた様子でメリアは見ると、僕が『契約解放』を発動している事に気付き不安そうな声で聞いてきたが、僕はそれに小さく頷いた後、僕を睨むラザリスに真っ直ぐと視線を向けて星晶剣を構えてそう言葉を出す。
僕の言葉を、意志を見てメリアは不安な表情を振り払うように首を横に振った後、真っ直ぐに僕を見て大きく頷き、短刀を逆手持ちにラザリスへと向き直った。
「ディセンダーにイレギュラー……ボクは、ボクはボクの世界の為に絶対に君達を手に入れる。だから……これで終わりにしてあげるよっ!」
武器を構える僕達に向けて、そう声を上げて右手を真っ直ぐと上へと向けるラザリス。右手を上へと向けた瞬間、ラザリスの足元に巨大な魔法陣が浮かび上がり明らかに高威力である魔法が来ることが分かった。
だけど……僕達だって負けるつもりはないっ!
「メリア……次の攻撃で決めるよ!」
「ん……衛司となら……きっといける……っ!」
お互いにラザリスへと視線を向けたまま、僕は隣にいるメリアにそう言うと、メリアは大きくソレに頷いた。確実に……これで終わらせるっ!
「さぁ……終われぇっ!! ディバインセイバーっ!!」
「行くよ、メリアっ!」
「ん……っ!」
上へと向けていた右手を、声とともに此方に向けたラザリス。その声に合わせるかのように僕とメリアの頭上に巨大な魔法陣が現れ、そこから裁きの一撃とも呼ばれる雷が僕とメリアに向けて降り注いできた。僕はそれが分かった瞬間にメリアに向けて声を出し、僕達は別々に別れて雷を避けながらラザリスに接近する。
そして……
「ハァアァァァァァァっ!」
「っ! くっ……そんな攻撃でぇっ!」
ラザリスを攻撃できる範囲に入ったと分かった瞬間、まずは僕がラザリスに向けて星晶剣を奮う。僕の攻撃は簡単にラザリスの脚に防がれてしまったが……『防がれる事は分かって』いた。
「はは……そんな攻撃がボクに通るとでも……」
「思ってないさ。ただ……君に『当たれば』充分だよ」
「……何を言って……っ!」
僕の攻撃を防ぎ、僅かに笑みを零して言ってきたラザリスに、僕はそう言葉を返すと防がれたままの星晶剣からラザリスの脚へと意識を集中させる。そしてその数秒後……そのラザリスの脚は雷の鎖に拘束された。
「な……これは……っ!」
「
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