暁 〜小説投稿サイト〜
聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
第2巻
オージュ子爵からの願い×盗賊団がいるとこまで行軍中
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れた村々の惨状を目の当たりにしているために士気は高いが練度が低いのが誤算。地の利はあちら側があるので、子爵は山道を封鎖してから、盗賊団を山中に封じ込めたと考えた。子爵の軍が麓に姿を見せると、盗賊団は山を降りて襲い掛かって来た。盗賊団とオージュ軍は麓から離れて激突した。野盗達の武器は剣や戦斧や大鉈や棍棒という武器で鎧も革鎧を毛皮や鉄片で補強して補ったのと推測する。戦いはオージュ軍の一方的になるかと思ったら、山道で罠を張っていたのに気付くのが遅すぎた。山道に入ってから矢や石、土砂などが雨となり降り注いだ結果大量の死体が積み上げられた。大岩や丸太もあったのでそれらに潰された兵達もいて、オージュ軍は後退するが逃げたはずの野盗達が立ち塞がっていた。山を出るまでオージュ軍は数十の犠牲を出してから、ペルフォルの町に辿り着いた時には三百いた兵は二百余まで減っていた。

「という事があり、オージュ殿の息子さんであるジュラールという者が各地を駆け回っている様子。オージュ殿の怪我は先ほど完治させたので問題はないが・・・・」

「映像と話を聞く限り、二百人の盗賊団は手強そうな連中ですな」

話と映像が終わった事により、ルーリックは難しい顔をしていた。

「ニール大公補佐官は何か策があるので?」

「無論だ、それに俺達の部隊は元々少数部隊で大部隊を葬るくらいの武器を持っている。騎兵も使う事になるかもしれんが、まずは我々の戦い方を見てほしいところですな」

「ではその戦い方をご教授させて頂きましょう、ルーリックもニール様達の戦い方を勉強するように」

との事で、俺達の少数部隊での戦が始まろうとしていた。長期化するのは好ましくないので、速攻で決めるために翌朝ニール達とジスタート軍五十騎はペルフォルからヴォージュ山脈に向かった。馬だと一日かかると言われたので、軍用車となって乗車していたニール達。レノックスもこちらに乗っていて、バイクは軍用車のパーツとなり走っていた。

『そういえばニール大公補佐官に見て頂きたいものがあります』

と右側にいたリムがこちらに寄ってきて、丁寧に織り畳まれた数枚の紙を取り出した。それを助手席にいるレノックスに渡す、ティッタとライルは後部座席にいてニールが運転をしていたからだ。受け取ったレノックスは、紙を開いて見るがこの世界の文字はさっぱり分からないのでスマホを翻訳モードとしてから、書いてある事について納得したのだった。

「これはプトレマイオスを発ってから今日まで掛かった戦費か?」

『はい。全て大公の負担となりますが?』

「これについてはヴォルン大公が戻ってきてからでいいか?俺達が勝手に判断してはいけないからな」

『いいでしょう、では大公が戻ってきてから請求させて頂きます』

これらの紙にはこう書かれ
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