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『自分:第1章』
『お詫び』

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席に戻ってお客さんに言った。

『延長はこのセットで終わって、あと、そこの店で一緒に飲み直して下さい!』

『え、零那も一緒に行けるって事なんか?』

『はい!是非お詫びに奢らして下さい♪』

『それは気ィ引ける!』

『此処、お客さんの売上でカナリ助かってます!それに比べたら安いもんで申し訳無いですが...其処の中華店、量もあってメニューも多くて味もカナリ美味しいんです!零那お勧めの中華店なんです♪』

『中華かぁ!暫く行って無いなぁ♪ほな終わったら皆行こか♪』

エビチリある?
春巻き食いたいなぁ!
やっぱ餃子は食うべき?
キムチって自家製?
皆が口々に言う。
零那に対して下手に気を遣う人達じゃ無いから、素直に嬉しかった。

会計の時に、店長が急いで作った特製の割引券を渡してくれた。
それを貰って『明日これ使うわ♪』って言ってくれるお客さん。
他の皆も『おっ!ラッキー♪』って...。
ありがたい。

中華店では、二次会的なノリで楽しく飲み食いしてくれてて、零那も嬉しかった。
楽しい時間はあっという間に終わった。
皆が『やっぱ女の子に奢られるのは...』って言う。
『今回はお詫び♪次ナンカ奢って下さい♪』
皆が納得してくれた。


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