マクロスF
0796話
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かに超高級学食とされているだけあって、非常に美味かった。
フロンティア組にしても、フロンティア船団では食べられない美味い肉を存分に味わいつつ、その後はある意味で今回のメインイベントとも言える世界樹広場へと向かう事になる。
「そう言えば、ギャラクシー船団の方はどうなってる? 既にこれまでの悪行を新統合政府や新統合軍本部に連絡されたんだろ?」
「ん? ああ、それに関しては専門の追跡班が用意されるのが決定した。隊長はブレラだがな」
「……何?」
世界樹広場に向かうまでの道のりで、何となく気になっていたギャラクシー船団の行方についてオズマに尋ねたところ、戻ってきたのは予想外の答えだった。
ああ、いや……でも、ギャラクシー船団の手口を知っているという意味ではブレラがベストなのか? ブレラにしても、自分達兄妹を散々利用したギャラクシー船団に対する仕事だと考えれば、当然やる気を出すだろうし。
にしても、ブレラとランカが兄妹ねぇ……そうなると、義理の兄、あるいは育ての兄でもあるオズマとしては色々と複雑だろうな。
「ともあれ、ブレラの奴がこれまで行ってきた犯罪はギャラクシー船団に操られてのものというのもあるが、それでも無罪放免とはいかない。だが、操縦技術やVF-27の性能を考えればこのまま放り出すのも勿体ない。その結果がこの司法取引になった訳だ」
「妥当と言えば妥当か。本人は?」
折角再会した妹ともすぐに別れる事になるのを受け入れたのか? そんな俺の質問に、オズマは小さく肩を竦める。
「そもそも、この司法取引を提案してきたのはブレラの方だからな。向こうにしても、余程ギャラクシー船団を許せなかったんだろうさ」
「そういうものか」
そんな風に会話をしながら歩き続けていると、やがて世界樹広場へと到着する。
そこには数人だけの人影があり、日中とは言っても他にいるだろう一般人の姿はない。魔法を使っているのだろう。オズマ達が普通に入ってこられるのは、魔法の効果範囲外としているからか。
その数人のうちの1人、近右衛門が1歩前に出て声を掛ける。
「異世界の方々、よくぞおいでになられた。麻帆良の観光は楽しんで貰えたかな?」
ビクリ。
近右衛門を見た面々が思わず身体を硬直させる。
あの後頭部を見て驚くのはしょうがないんだけどな。
幸い近右衛門はこの手の事に慣れているのか、特に気にした様子も無くフォフォフォと笑い声を上げている。
その隣にいるのは……おお、久しぶりに見る高畑に、グッドマンだ。
そう言えばグッドマンは俺が麻帆良にいる時に高校2年だったのを考えると、今は大学生なのか?
そんな風に考えていると、やがてピタリと目が合い……何故かその頬が赤くなって目が逸らされる。
「ん、コホン。
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