暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0796話
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俺が口にしたように、何らかの本がその正体、あるいは本を依り代として宿っているらしい。

「アクセル? その人はいつの間に?」

 周囲の様子を見て騒いでいたミハエルもまた、アルビレオに気がついたのか尋ねてくる。

「よくある学校の七不思議の1つだとでも思って貰えばいい」
「待て待て待て。それだと幽霊の類って事になるんじゃないか?」
「そうだな、その認識で大体合ってる」
「いやいや、私は幽霊とかそういうのじゃありません。歴とした生き物ですから」

 そう告げてくるアルビレオだが、口元に浮かんでいる半ば軽薄な笑みを見る限りではとても信用出来るような状態ではない。

「ま、幽霊云々に関してはともかく……何だって姿を見せたんだ?」
「先程も言ったように、随分と久しぶりにアクセル君を見たから挨拶に、ですね。それに……」

 言葉を切り、チラリとクランの方へと視線を向けるアルビレオ。
 その視線に何かを感じたのだろう。ビクリとしたクランは、そのままミハエルを盾にするようにして背後へと姿を隠す。

「フフフ。随分と可愛らしいお嬢さんが一緒にいるようでしたからね。ここは是非ご挨拶を、と思いまして」
「……そうか」

 当然と言えば当然だが、胡散臭い笑みを浮かべつつ自分に視線を向けてくるアルビレオに気持ち悪いものを感じたのだろう。クランはまるで威嚇するかのように睨み付けている。

「うーん、この幼女には……やっぱりスク水が? いやいや、ここはいっそランドセルも……」
「だ、だ、だ、誰が幼女だぁっ! 私は歴とした大人だぞ!」
「大人? フフフ、そうですね。これから私が大人の階段を1歩、2歩と……」
「アクセル君、その……ここにいては色々と不味いような気がしますので、外に出ませんか? アルビレオさんなら、今の時期には図書館の外に出てこられませんし」

 怪しげな笑みを浮かべてクランと相対しているアルビレオに、そっとあやかが耳元で囁く。
 まぁ、確かにこのままアルビレオを好きにさせておけばネギま世界とマクロス世界の仲が悪化しかねない。最悪反応弾やらディメンションイーターやらを撃ち込まれたりしたら、色々と後味が悪すぎる。

「そうだな。次の場所に行くとしようか。おーい、お前等。図書館島から出るぞー。あまり変態には構うなよー」
「フフフ、変態とは酷いですね。またのお越しをお待ちしていますよ」

 怪しげな笑みを浮かべたアルビレオに見送られ、俺達は図書館島を出るのだった。





 その後は麻帆良の屋台や店、あるいは色々な施設を回っている間に午後になる。
 尚、昼食に関しては出来れば超包子で済ませたかったのだが、当然ながらこんな日中にやっている筈も無く、JoJo宛とかいう焼き肉屋で済ませる事に。
 確
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