12ー番外編!私の風邪。
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!なんだい?そんなにドキドキしたか?」
「うるさい!」
「佳は詩乃ちゃんのチラ見せでドキドキしたと…。カルテに書くか。」
「やめて??」
そうすると佳は顔を真っ赤にしてしゃがみ込んでいる。それを佳のお父さんは見てまた笑い。その後私の方を真面目な顔でみる。
「まあ、とりあえず今日の夜あたり結構辛いと思うけど。まあ、佳がいるから大丈夫だと思うから。困ったら佳に何かいいなね。」
「分かりました…。」
それにしても本当に体が怠い。それに少し頭も痛くなってきている。
「それと佳。お前今日詩乃ちゃんがまいっているからって寝込み襲うなよ?」
「黙れ!変態親父!あんたとは違う!」
佳はさらに顔を真っ赤にして口調も荒々しく答える。そうすると佳のお父さんは笑いながら。
「まあ、冗談はともかく。今日はならべく消化のいい物を詩乃ちゃんに食べさせろよ?まあ、後は分かるだろう?」
「うん。とりあえずね。」
そう佳が答えて。診察は終わり。薬局で薬を貰って、私達は家へと帰った。
家に帰るとドッと疲れと頭の痛さ、それに眠気が襲ってきた。
「詩乃。とりあえず着替えて寝なよ。」
「うん…。」
私はその場で着替える。
「し、詩乃!」
…佳がすごい慌ててるのを横目でみながら。そんな佳を見ても私は冷やかせない。着替えて私はベットに入る。すると佳はさっきの慌てぶりから一転優しいそうな目でベットに近づき私の頭をポンポンと一定のリズムで叩く。
「…。佳。」
「…おやすみ。」
その言葉で意識が真っ暗になる。
次に目を覚ますといつの間にか布団と毛布が私にかけられていた。そして時間は午後8時。喉がカラカラで頭が痛い。ふと横をみるとテーブルで何やら難しい顔でノートパソコンに何かを打ち込んでいた。私はつい佳の名前を呼ぶ。
「佳…?」
「あ、起きた?」
すると佳はニッコリと笑って私の額に手を当てる。そしていつの間にかに用意したのかスポーツドリンクのペットボトルを差し出す。
「喉乾いてるでしょ?ゆっくり飲んでね。」
「うん…。」
「熱も上がりきったみたいだし。ご飯食べるよっか?」
そう言って台所に行くともう作ってあったのだろう、お粥を持ってきてくれた。それとタオル。
「それじゃ。これで汗拭いて?」
私はもらったタオルで汗を拭くと。お盆にお粥を用意していた。
「はい。どうぞ?」
「…ありがとう。」
私はゆっくりとお粥を食べる。
…美味しい。
「美味しい。」
思ったことを口に出すと佳ははにかんだ顔で。
「ありがとう…。」
佳はそう答えると今度は薬と水を用意している。…美味しいけどやっぱり食欲がない。半分ほど食べて。
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