12ー番外編!私の風邪。
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キャリバー編が始まる…シノンがALOにログインする少し前の…ほのぼの日常の話。
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ちょうど季節の変わり目で、私は土曜日の朝起きて「ああ、これは熱があるな。」と感覚で分かった。佳に気付かれると少し不味いのでならべくいつも通り振る舞う。
「今日は焼き魚なの?」
「うん!そうだよ!」
そう言って佳はご飯をこっちのテーブルに持ってくる。焼き魚と味噌汁、サラダ、ご飯、それと飲み物。バランスの良い食事だ。
「…?」
「…何よ。」
いつも通りいっしょに朝ごはんを食べようとしていると。佳が不思議そうに私を見てきた。
「ねえ。詩乃。寒くない?」
「いえ?別に…。」
なんか今日朝起きてから寒い。それになんか体が重く感じる。まあ、恐らく熱があるからなのだけど。
「ふーん。本当に?」
「本当よ。」
「…。」
すると佳はひょこっと手を私の額に手を伸ばして、自分の額にも手を当てる。佳の冷たい手が心地よく感じる。
「…どこが。朝は普通体温が低いはずなのに少し熱いよ。」
そう佳は呟くと私の部屋の机に置いてある体温計を持ってくる。
「測った方がいいよ。その後病院行こう?」
「別に…。」
そう言って私は立ち上がるがフラフラとしてしまう。
すると佳は支える様に私を抱くと。私の脇に体温計を突っ込む。
しばらくするとピピッという音と共に佳は体温計を取り出す。
「朝で37.5か…。もっと上がるかもね。やっぱり病院行こう?」
「ちょっと微熱があるくらいよ。」
そう強がって佳から離れようとするが力が入らない。すると佳はため息をつきながら。
「はいはい強がらない。この季節の風邪は油断出来ないんだから。着替えて行くよ。
…あと、ちゃんと厚着してね。」
「…分かったわよ。」
私は仕方なくその指示に従う。すると佳は着替えを見るのは悪いからと言って自分の部屋に戻る。
私は着替えると佳の部屋に行く。
「着替えたわよ…。というか本当に大丈夫…。」
「はいはい。マスクもしてね。それにインフルエンザだったらどうするの?」
「はい。」
なんだかんだで院長の息子。テキパキと指示を出してくるので勝てない。
そう言ってマスクも用意して。私達は雪宮病院へと向かった。
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「ああ、これは完璧に風邪だな。扁桃腺も真っ赤だし。薬だしておくから。」
そう言って診察が終わり、佳のお父さんは笑っている。しかし笑いながらもカルテを書く手は早い。
「それにしても佳も純情だな〜?詩乃ちゃんに聴診器で肺の具合を聴くときの服を捲り上げるだけで顔真っ赤になるとは
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