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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第七話 安東中佐!相撲ごっつあんです!!その十五
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「神社の場所を知らずに」
「そうだよ、何だよここ」
「物凄い辺鄙な場所じゃねえか」
「ったくよ、桜井市って思ったより広いな」
「やたらと神社仏閣もあってな」
「天理教の教会もあって」
 特に敷島大教会が大きい、JRの電車からはっきり見える位に。
「何処が何処かわからないぜ」
「道を聞いてもわからなかったぜ」
「あの婆さん親切に教えてくれたけれどな」
「それでもな」
 道がわからなかったのだ、この大兵主神社までの道が。
「本当にな」
「難しい場所だぜ」
「駅前に神社仏閣が集まってるとかな」
「そういうのはないんだな」
「奈良市みたいにな」
「そうじゃないんだな」
「ここは桜井だ」
 安東が二人にこの事情を話す。
「奈良市とはまた違う」
「そうなんだな、ったくよ」
「桜井の観光はちょっと大変だな」
「今度は長谷寺とか面白いって思ったんだけれどな」
「三輪大社とかな」
 何気に希望も言う二人だった。
「大阪の住吉神社も行ったしな」
「桜井の神社も回りたいな」
「酒も飲んで」
「そうしてな」
 こう言ってだ、そうしてだった。
 二人は今度はだ、周りのマスコミと観衆にこう言うのだった。
「おい、戦いの後だけれどな」
「素麺食いたいからな」
「それより前にちゃんこな」
「今思い出したけれど相撲だからな」
 相撲とくればだった、まさに。
「ちゃんこだよ、ちゃんこ」
「ちゃんこ食いたいからな」
「俺達それぞれ十人分は食うからな」
「それだけ用意してくれよ」
「こいつ等何処まで図々しいんだよ」
 観客達は二人の今の言葉に呆れてこう言った。
「もう勝ったつもりかよ」
「しかも素麺用意しろとかちゃんこ食わせろとか」
「物凄い図々しいな」
「というか図々しいにも程があるだろ」
「こういう奴を破廉恥って言うんだな」
「子供に教えておくか」
 またこうしたことを言われる二人だった。
「こういう奴になるなってな」
「最低人間二人だってな」
「ここまでリアルな反面教師いないぜ」
「俺達も注意しないとな」
「ああ、他人は鑑だよ」
 いい意味でも悪い意味でもだ、そして二人は紛れもなく悪い意味でのそちらである。そうした話をしてだった。
 そのうえでだ、二人にこう言うのだった。
「ちゃんことか勝ってに食ってろ」
「いつも給料とかボーナスとか言ってるしな」
「手前等の金で買って食え」
「素麺もな」
「ちっ、奈良県民はケチ臭いな」
「桜井市民は特にな」
 正論に悪態で返す二人だった。
「そんなのだから駄目なんだよ」
「神社仏閣があちこちに分かれてるんだよ」
「長谷寺と大三輪神社離れ過ぎだろ」
 その三輪大社だ。
「談山神社山奥だしな」
「しかも敷島大教会どれだけ大き
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