―女王―
[8/20]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
法《サイクロン》を発動! あなたのリバースカードを破壊する!」
「チェーンして《和睦の使者》を発動! このターン、俺は戦闘ダメージを受けない!」
聖女ジャンヌから放たれた竜巻が俺のリバースカードに届くより早く、俺はチェーンしてリバースカード《和睦の使者》を発動する。先程《竜姫神サフィラ》の効果で捨てられた、《速攻のかかし》とのコンボが破られた時の為に伏せておいたカードだが、まさかこんなにも早く発動することになるとは。
……そしてこれで名実ともに、俺のフィールドには何もない。伏せカードどころか、手札さえも。
「防がれた……なら私は《儀式の準備》を発動! 私は墓地から《祝祷の聖歌》を手札に加え、デッキからレベル6以下の《竜姫神サフィラ》を手札に加える!」
既に《竜姫神サフィラ》の第一の効果で《祝祷の聖歌》を墓地に送っていたらしい。しかし手札に加えられることで、墓地で発動する戦闘破壊耐性を与える効果ではなく、儀式魔法における本来の効果が活用される。
「私は《祝祷の聖歌》の効果を発動。墓地の《儀式魔人デモリッシャー》と《儀式魔人リリーサー》を除外することで、《竜姫神サフィラ》を儀式召喚!」
……儀式魔人は、墓地においても自身を除外することで、儀式召喚の素材となれる。その効果により、二体の儀式魔人を除外することで、やはり降臨する二体目の《竜姫神サフィラ》……さらにその神々しい輝きは光を増していき、《和睦の使者》に守られているにもかかわらず気圧される。
「私はこれでターンエンド。エンドフェイズ時、儀式召喚に成功した《竜姫神サフィラ》の効果により、二枚ドローして一枚捨てる」
このターン、光属性モンスターを墓地に送っていないため、もう一体の《竜姫神サフィラ》の効果は発動しない。発動するのは、新たに降臨した《竜姫神サフィラ》のみだ。
「俺のターン……ドロー!」
そしてこのターン、先のターンに除外ゾーンへと逃れていた《ドリル・ウォリアー》が、サルベージ効果と併せて俺のフィールドに蘇る。ハンデス効果によって手札がない以上、ここは《ドリル・ウォリアー》を頼りにするしかない――
――のだが、《ドリル・ウォリアー》がフィールドに帰還することはない。恐らくはこのデュエル中には。
「《竜姫神サフィラ》の降臨の素材にした《儀式魔人リリーサー》の効果。リリーサーを素材にした儀式モンスターがいる限り、あなたは特殊召喚を行うことは出来ない」
「ドリル・ウォリアー……!」
相手の特殊召喚を封じ込める。そんな単純にして強力無比な効果こそが、《儀式魔人リリーサー》の効果である。儀式魔人の中で最も警戒していたのだが、いつの間にか墓地に送られていたらしい。本来ならば、《ドリル・ウォリアー》はスタンバイフ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ