―女王―
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のカードは――
「俺は魔法カード、《発掘作業》を発動! 手札を一枚墓地に送り、カードを一枚ドロー!」
まずは更なるドローに繋げていく。いや、魔法カード《発掘作業》は確かにドロー効果もあるが、主に活用する効果はやはり墓地に送る効果である。そして、もちろんこの局面で現れるモンスターは――
「墓地に送ったカードは《リミッター・ブレイク》――俺はデッキから《スピード・ウォリアー》を特殊召喚!」
『トアアアアッ!』
――やはり、このモンスターに他ならない。マイフェイバリットモンスターが旋風とともにフィールドに現れ、《カオス・ソルジャー −宵闇の使者−》へと目標を定めて立ち向かう。
「たかが攻撃力900のモンスターで、宵闇の使者に……? ……でも、あのモンスターは……」
「さらに通常魔法《アームズ・ホール》! このターンの通常召喚を封じることで、装備魔法《サイクロン・ウィング》を手札に加える!」
このターン、俺はまだ通常召喚をしていない。よって装備魔法をサーチする魔法カード、《アームズ・ホール》を発動出来る。どうせもうモンスターは手札におらず、二枚の魔法カードをデュエルディスクにセットする……これで手札は0。このターンで決める他ない。
「さらに装備魔法《サイクロン・ウィング》を《スピード・ウォリアー》に、装備魔法《樹海の爆弾》を《カオス・ソルジャー −宵闇の使者−》に装備!」
《スピード・ウォリアー》には疾風を巻き起こす機械の翼が、《カオス・ソルジャー −宵闇の使者−》の胸部には漆黒の球体が装備される。《樹海の爆弾》と称されたその球体は、森の枝で雁字搦めにされていて、枝が宵闇の使者に食い込んでいくと、エネルギーを吸収しているかのように肥大化していく。
「バトル! 《スピード・ウォリアー》で《カオス・ソルジャー −宵闇の使者−》に攻撃!」
「攻撃……!?」
二体の攻撃力の差は言うまでもない。それでも、《スピード・ウォリアー》の攻撃に反応し、背中に装備された《サイクロン・ウィング》が風を巻き起こす。《サイクロン・ウィング》は装備モンスターが攻撃する時、フィールドの魔法・罠カードを破壊するという、生きた《サイクロン》とも言うべき効果を持つ。破壊するのは、相手のキーカード《明と宵の逆転》――ではなく、俺のフィールドの装備魔法《樹海の爆弾》。
「《樹海の爆弾》が破壊された時、装備されているモンスターを破壊し、相手にそのモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」
「…………」
装備魔法《樹海の爆弾》の効果は今宣言した通り。《樹海の爆弾》を破壊することで、装備された《カオス・ソルジャー −宵闇の使者−》を破壊するとともに、その攻撃力分のダメージを与える。《ニトロユニット》の相互
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