―女王―
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ィラ》の攻撃に今度こそ耐えることは出来ず、《ドドドウォリアー》は青い閃光の前に散る。反撃の狼煙を上げてくれたドドドウォリアーに感謝しながら、俺は迫り来る二体のモンスターを見据えた。
「まずは《極夜の騎士ガイア》でダイレクトアタック!」
「……《儀式魔人リリーサー》の効果がなくなった今、このカードを発動出来る! リバースカード、オープン! 《シンクロコール》!」
攻撃してくる二体のガイアの攻撃を、リバースカードから現れた半透明のモンスター二体――《レスキュー・ウォリアー》と《ドリル・シンクロン》が止めると、そのまま《ドリル・シンクロン》は頭の上のドリルを高速回転させながら、三つの光の輪となっていく。相手のバトルフェイズ中にもかかわらず、それはまさしくシンクロ召喚の光景であった。
「《シンクロコール》は墓地のモンスターでシンクロ召喚を行うことが出来る! ドリル・シンクロンとレスキュー・ウォリアーでチューニング!」
通常罠《シンクロコール》。墓地のチューナーと非チューナー一体でシンクロ召喚を行うカードであり、当然ながら《儀式魔人リリーサー》の効果があっては発動出来なかった。だが、《ドドドウォリアー》が《竜姫神サフィラ》を破壊してくれた今、このカードを発動出来る。合計レベルは7――召喚するのはもちろん、黄色の装甲を纏った機械竜。
「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ! シンクロ召喚! 現れろ、《パワー・ツール・ドラゴン》!」
半透明の《ドリル・シンクロン》と《レスキュー・ウォリアー》をシンクロ素材に、《パワー・ツール・ドラゴン》が俺のフィールドにシンクロ召喚される。鎧の中から龍の咆哮が溢れ出し、ダイレクトアタックを仕掛けようとした二体のガイアが攻撃を中断すると、聖女ジャンヌのフィールドへと戻っていく。今は攻撃力増減効果を使うことは出来ず、聖女ジャンヌには《パワー・ツール・ドラゴン》を突破する術はないようだ。
「パワー・ツール・ドラゴン…………私は、ターンエンド」
「俺のターン、ドロー!」
これで俺のフィールドには《パワー・ツール・ドラゴン》に、今まで発動するタイミングはないリバースカードが一枚。このターンのエンドフェイズ時まで、攻撃力3000の《竜姫神サフィラ》に二体のガイアこと《極夜の騎士ガイア》に《白夜の騎士ガイア》。サフィラの発動トリガーである永続罠《明と宵の逆転》に、リバースカードが二枚。……ただし、先のターンに《ドドドウォリアー》の攻撃を止めなかったため、攻撃を抑制する効果はないカードだろう。
「《パワー・ツール・ドラゴン》の効果を発動! デッキから三枚の装備魔法のうち一枚を手札に加える! パワー・サーチ!」
ならば、《パワー・ツール・ドラゴン》の効果を使用して、
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