暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第四章 完成 自分達の部隊 〜ミッドチルダ レリック事件〜
最終回 見えてきた黒幕
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こともできる!

「飛ばすぞ、アルティメイタム!!」

<はい 高速起動モード補助...開始>

俺は本来のスピードに近い速度で空を駆ける。皆と合流する為に

「待ってろよ...!」




ーーーーーーーーーーーーーーーー

「すまない、遅れた!」

俺は空の援護ではなくヘリの援護についた。今の俺じゃ宝具でも使わない限り落とすのに時間がかかる。なら俺は後ろに回って狙撃で落とした方がいい

「大丈夫すよ蒼炎の兄貴!ありがたいっす!」

ヴァイスがヘリの中から叫ぶ。それに続き

「蒼炎くん!大丈夫なの?」

「ええ。シャマルさんは女の子を看ててあげてください。外は俺に」

「わかったわ」

シャマルさんも声をかけてくれる。俺はそれに応えて周りを見る

そこにまた悪い知らせが

[え...うそ!この数!!]

「増援か!?」

ロングアーチから戸惑いの声が聞こえる。それと同時に

[幻影と実機の混合編隊?]

[防衛ライン割られない自信はあるけどちょっときりがないね]

フェイトとなのはの会話も聞こえてきた

「幻影...なら俺がいけば!」

[でも蒼炎くんはヘリの援護を!]

「ならなのはとフェイト、変わってくれ!俺が行けば実機だけを落とせる!」

本当に幻影が混じってるなら俺が出れば直ぐに解決する。俺が認識できるやつとレーダー反応を照らし合わせれば全員対応もできる

[でも、今の蒼炎じゃこの数は難しいよ。だったら私が限定解除して広範囲殲滅を]

フェイトの言葉に聞き捨てならない言葉が入っていた。限定解除ーーそれは六課の最後の手段だ

副隊長以上にかけられているリミッター、それを一時的に解除する

だが、それには回数制限がある。つまりここぞという時にしか使えない

それを、ここで...?

メリットとデメリットを天秤にかける





「前線指揮官としては、その案を却下したい。でも、これは俺一人で判断すべきじゃないな」

俺には判断が下せなかった。正直、リミットリリースをここで使いたくはない。しかも、隊長陣は前線にでる機会も多い。今後、使うかもしれないのに...

[それについては同意や。だから、私が限定解除する。三人はヘリの護衛を!]

「はあ!?おま...いや」

はやてから通信がはいる。しかも騎士甲冑を着て。その内容は驚愕するに値するものだ

だが、よく考えれば最善でなくとも次善の策ではあるように見える。.....うん

「わかった、俺はヘリの防衛に徹する。頼むぞ部隊長!」

[了解や!]

通信を切り周辺警戒に戻る。それにしてもなにか、なにか嫌な予感がする。みんな無事で居てくれよ


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