第二章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
その本名である。
「どうだよ、いい名前だよ」
「見剣っていうのね」
「ああ、どうだよこの名前」
「何か物騒にも聞こえるけれどね」
こう返す地和だった。
「あんたの名前は下の名前しか知らなかったけれどね」
「だよな。俺もちいのこと仇名でしか知らなかったしな」
「わたしも。仁ちゃんだしね」
明るく返す地和だった。どうやら二人はそうした仲のいい友人同士らしい。それは横で話を聞いていた匠馬にもよくわかることだった。
そしてだ。話しているうちに色々とメニューが来た。点心にラーメンである。それと酒だ。
「はい、どうぞ」
「ああ、どうも」
あのベイスターズの帽子の女の子だ。相変わらず憮然とした顔でだ。そのうえで台車に乗せたメニューを持って来た。そうして次々とそのメニューをテーブルの上に運んできたのである。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ