暁 〜小説投稿サイト〜
機神呼嵐デモンベイン
第四部『CHILD'S PLAY 〜邪神暗躍ッ!闇に囚われた少女を救え!だゾ〜』
第13話『何事も決して怯まぬ、揺るがぬ、退かぬ、確固たる信念が大事。その為にも、栄養はしっかり取っておかないとダメだよね』
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
をベッドにしている。
「妾達はソファーをベッド代わりにしておるが、肝心の神之介はと言うと、床で寝ているからな。流石の妾も不憫だと思ったのだ」
「つまりは・・・、神之介はこのナマモノをベッド代わりにしていたと・・・?」
「Exactly(その通りでございます)」
 まぁ、昨夜は風間君をダンセイニに寝かせて、オラは床で寝たんだけどな。
「し、神之介・・・、お前、こんな一つ目のスライムのようなナマモノの上で寝て平気なのか?」
「うーん、まぁ・・・最初は抵抗があったけど。寝心地がいいし、住めば都ってモンだゾ。実際、寝心地良かっただろ?」
 風間君の問いに、オラはそう答える。ぴしり・・・。と風間君は凍りつくと・・・、
「・・・確かに、寝心地は良かったな。・・・うん・・・寝心地は・・・」
 そう半ば考えるのをやめたような表情で答えた。・・・気持ちは分からなくもない。オラもはじめてはそうだった。
「さて、と・・・兎に角。朝食にしようぜ。ひま、『おはチョコビ』取って」
「はーい」
 風間君は立ち直るまでひとまず放っておいて、朝食を取る事にする。ひまわりに、朝、オラ達がいつも食べているシリアル『おはチョコビ』を取ってもらう。が、ここで問題が・・・。
「お兄ちゃん、おはチョコビが切れてるよ〜」
「げ、マジか?」
「どうするのだ?神之介よ」
 なんと、おはチョコビが切れていたでゴザル。アルの言葉に、オラはう〜む・・・と腕組みをしながら考え、ある事を閃いた。・・・それは・・・。

―ライカの教会。

「今から朝飯買いに行くのも面倒だから、ライカさんとこで朝食とっちまおう。・・・てな訳で」
「「メシ〜」」
「ふざけろっ・・・!おかしいぞっ・・・!その理屈っ・・・!」
 ライカさんの所にメシをタカリに来ました。風間君から、ツッコミを貰ったが気にしないもん。
「うわーい、ゴク潰しの傍若無人共が増えちゃいましたよ〜。しかも二人〜」
「二人って・・・僕もカテゴライズされてるのかっ・・・!?不幸っ・・・!圧倒的不幸っ・・・!」
 相変わらず毒舌なシスターなこって。
「失敬だなァ・・・。オラ昨日定期収入のあるちゃんとしたお仕事が入ったのに〜」
「・・・とうとう神之介ちゃん、貧困の余り現実と虚構の区別がつかなくなっちゃったのね」
 し・・・信じてねぇ・・・。
「ライカさん、本当です!信じてください!」
「神之介ちゃん、辛いだろうけど・・・現実を見なきゃダメよ」
「しんさんちゃんと現実見てますよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
 オラの肩にポンと手を置きながら、憐れみの目・・・、と言うか養豚場のブタでもみるかのような冷たく残忍な目で、「かわいそうだけど、あしたの朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね」ってかんじ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ