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Fate/staynight/the/crossovermoment
秘密
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トは、、、

「確かに君の言う通り、私は元英霊ニャ。
厳密に言えば今も英霊ニャ」

モオズ・アカラトは真実を告げた。
その言葉に俺は言い訳を幾つか考えるがモオズ・アカラトは続ける。
躊躇いも感じさせない真実の言葉を。

「私は長靴を履いた猫の英霊 モオズ・アカラト。
聖杯戦争を見定める者ニャ」

「長靴を履いた猫?」

夜桜 叶はモオズ・アカラトの言葉に疑問を抱いた。
その疑問の理由は長靴を履いた猫は童話、絵本や小説の類、架空の存在なのだ。
疑問を抱くのは当然と言っても良い。

「現実世界に存在しない英霊、長靴を履いた猫か。
以前、架空の英霊と剣を交えたが、、、そうか君も架空の英霊なのだな」

架空の英霊 モオズ・アカラトは現実世界に存在しない英霊だ。
現実では活躍せず、架空の世界、童話で活躍した英雄なのだ。

「架空の英雄が聖杯戦争に参加出来るの?」

固定概念が硬い、夜桜 叶は疑問に思う点を口に出した。

「参加出来るから英霊として現実に召喚されてるニャ!」

「あ、ゴメン」

一応、夜桜 叶は謝る。
俺も不思議に思っているが何故、架空の英雄が現実世界に召喚され英霊に成るのだろうか?
昔、俺の師匠は言っていたが聖杯戦争で召喚される英霊は召喚士と似た英霊だと。
なら、猫の英霊 モオズ・アカラトのマスターはモオズ・アカラトに似ていたから架空の英霊 、長靴を履いた猫が
召喚されたのだろうか?

「ま、俺も夜桜さんと同じ疑問を抱いていたんだが」

「神崎 斬叶!君もか!」

涙目に近い状態のモオズ・アカラトは尻尾を上に立たせる。
普段、空中をユラリユラリと浮いている尻尾が綺麗に垂直に怒ってるのか?

「色々と展開が急だが、君は聖杯戦争に参加していない。
そうだな、モオズ・アカラト?」

変な空気の中でも動じないアーチャーは言った。

「ああ、私は今回の聖杯戦争には参加しないニャ」

今回の聖杯戦争には参加しない。
上手く誤魔化せてる。

「なら、私からは以上だ」

アーチャーは姿を消した。
霊体化して消えただけで目の前には居ると思うがアーチャーからの話は終わったようだ。

「奴は今回の聖杯戦争に参加するか参加しないかで、モオズ・アカラトを判断したな」

「当然と言ったら当然よ。
アーチャーが苦戦した狂った英霊を安安と撃退した英霊が聖杯戦争に参加していたら絶対に聖杯なんて手に入らないもの」

長靴を履いた猫 モオズ・アカラトは聖杯戦争で勝ち残った英霊。
だが、それでも真聖杯戦争では勝ち残れなかった。
聖杯戦争で勝ち残った英霊達の宴、モオズ・アカラトでも勝ち残れない真聖杯戦争。
一体、どんな英霊が真聖杯戦争に出場しているのか?
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