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Fate/staynight/the/crossovermoment
秘密
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ニャ」
「ま、別に俺達は貴女達の情報は知らない。
なら、話さなくても問題ないだろ」
一応、先程の会話途中で助けられたので借りを返す。
「確かに私達は君達の情報は知らない。
だが、君達が私達を知っている」
上手く跳ね除けられた。
アーチャー「弓兵」は後方からの攻撃が得意だ。
当たり前なんだが後方攻撃、援護射撃が得意な奴は大体、頭が良い。
英霊 アーチャーも例外ではないようだ。
「俺は貴女達を知っているが貴方達は俺達を知らないと?」
「私もマスターも君達は知らないが君達は私達を知っている。
なら、不公平だと思わないか?」
「別に不公平とは思わないけど」
不公平と言われると心が痛むなんて思わない。
公平なんて偽善だ存在しないんだ。存在するなら今の世の中に差別なんて有り得ない。
だが、英霊 アーチャーは不公平という言葉を使った。
奴自身、公平なんて言葉がこの世に通用しないことなんて知ってるだろうに。
「互いに情報交換など、どうかな?」
「痛み分けか?」
「それでも間違いじゃないが、私個人が君達を知りたい」
俺達の情報を与えろか。
モオズ・アカラトは自身の正体を明かしたくない。俺は別に構わないが長靴を履いた猫は言えない。
自身の正体と真聖杯戦争の実態、知られたら後後、面倒な情報を隠し持ったモオズ・アカラトは黙り込んでいた。
「俺は神崎 斬叶、高校二年生」
別に明かしても構わない俺の名前を言った。
「俺の名前と猫の魔物 モオズ・アカラトの名を知ったんだ。
情報交換の代償はデカイぞ」
俺達は名前を明かした。
俺達は夜桜 叶とアーチャーと同等の足場に立ったんだ。
「情報交換の代償は互いの為に今回の話を強制終了で、どうだ?
これ以上、話を続ければ互いに損だ」
「互いに損、君の言った痛み分けか?」
「互いの個人情報の一部を知ったんだ。
成果は充分、互いのデメリットは最小限に抑えられた。
文句はないだろ、アーチャー?」
アーチャーは黙り込んだ。
返答を考えているのか作戦を考えているのか?
「モオズ・アカラトが言っていた」
アーチャーは動いた。
ゆっくりとモオズ・アカラトに近付き鋭い目付きでモオズ・アカラトの眼を見る。
「君が生成した宝具は不完全だと、会話の流れから考え、神崎 斬叶が宝具を生成したと考えて間違いない。
だが、モオズ・アカラトは英霊ではない」
「英霊じゃないの?
なら、なんで英霊に勝てたの?」
「考えられる理由は幾つか存在するが妥当な推測はモオズ・アカラト。
君は元英霊じゃないのか?」
その一言で空気が変わった。
俺はポーカーフェイスをなんとか保っているがモオズ・アカラ
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