マクロスF
0795話
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前どこかの男子校の人に口説かれてなかった?」
「ちょっ、そ、それは! すぐに断ったの見てたでしょ!」
慌てて俺の方を見ながらそう千鶴に言い返す円だが……そうだよな、こうして改めて見ると、中学生の時に比べると随分と大人っぽくなっている。女としての艶が出てきたというか、そんな感じだ。
確かに少しでも見る目のある男なら、口説きにいってもしょうがないだろう。
勿論それを理解してはいても、面白くないのは事実だが。
「はい、皆さん。取りあえずお話はその辺で。今日はフロンティア船団の皆さんに、麻帆良を体験して貰う為にやってきて貰ったのですから。場所を移動しますわよ。……えっと、そちらもよろしいでしょか?」
さすがに従者組のリーダー格と言うべきか、あやかが混乱しつつある場を収束してフロンティア船団の中でもお目付役だと目を付けたオズマへと声を掛ける。
「っと、ああ。そうしてくれ。うちの馬鹿が済まないな。俺はオズマ・リー。この馬鹿共の引率を引き受けている」
「ふふっ、まぁ、アクセル君のお知り合いですから、このくらいの事は予想してました」
「……アクセルと一緒にされるというのは、微妙に複雑だな」
ボソリと呟くアルトだが、それはどういう意味だ。
ともあれ、騒動も一段落した俺達はあやかの案内に従って麻帆良の観光を始める。
さすがに惑星上……それも異世界とは言っても地球というだけあって、興味深そうに周囲を見回しながらの観光となっていた。特にアルトはひたすらに空を見上げ、ルカは何故か存在している麻帆良大学工学部の多脚戦車とも言うべきロボットに唖然とする。
オズマはその全てに興味深そうに視線を向け、最初のダメージがでかかったのかミハエルは足取りが覚束ない様子で、それでもクランと共に周囲を見て回っていた。
「こうして見る限りだと、やっぱりアイランド1とそれ程変わらないな」
「そうなんですか? でも、宇宙を旅しているのに、麻帆良と変わらないってのはちょっと違和感がありますね」
呟くオズマに円が意外といった表情をして尋ねるが、それに戻ってきたのは苦笑だった。
「俺達の世界は一度滅亡に近い状況になっているからな。文明に関しても宇宙を旅する程の技術を持っていても、無くなった文化とかが多いんだよ。実際、このネギま世界に俺達が来ることになったのも、こっちの世界で無くなった技術を甦らせる為って理由も大きい」
「ふーん、でも、なんで私達の世界に? SEED世界とかギアス世界とかあるのに」
円とオズマの会話に興味を覚えたのか、美砂も口を挟む。
そんな美砂に言葉を返したのは興味深そうに麻帆良大学工学部の多脚戦車のような機体を見ていたルカだった。
「僕達の世界で一度地球が全滅寸前までになったのが、このネギま世界
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