暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0795話
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ふっ、それが貴方なのですか?」

 あやかに代わり、面白そうだとばかりに笑みを浮かべつつ尋ねる千鶴に、ミハエルは当然と頷く。
 ……横で半ば目が据わっているクランの様子には、全く気がついた様子も無く。
 円や美砂も、それを見てミハエルとクランがどのような関係なのか理解したのだろう。先程のジト目から表情を変え、悪戯っぽい笑みを浮かべて様子を見守る。

「勿論ですとも。自慢ではありませんが、私達の世界……えっと、マクロス世界という名称になったんでしたか。とにかく、そのマクロス世界でもトップクラスの実力を持つスカル小隊という場所に所属してますし、これまでにも多くの女性を楽しませてきた……が、ぐ……」

 自慢そうに自らをアピールしていたミハエルだったが、その股間にクランの蹴りが命中すると、そのまま地面へと崩れ落ちた。
 子供状態とは言っても、さすがに今のは……
 俺と同様に感じたのか、オズマやアルト、ルカもまた同様に眉を顰めている。

「あー、その……大丈夫か?」

 さすがにこの状況で声を掛けない訳にもいかず、ミハエルの肩を叩いて落ち着くのを待つ。
 そのまま5分程。微妙に嫌な沈黙が周囲を包む中、クランはへそを曲げてミハエルへジトリとした視線を向けていた。
 それでもようやく何とかなったのか、立ち上がったミハエルに向かい、あやかが口を開く。

「その、お誘いは嬉しいのですが……残念ながら私も、そしてここにいる他の3人も相手がいるので、申し訳ありませんが、辞退させて下さい」

 呟き、チラリと視線を俺に向けてくるあやか。
 それは他の3人も同様であり、薄らと頬を赤くしている円が妙に印象的だった。
 それを見て、さすがにミハエルも事態を理解したのだろう。勢いよく振り返り、驚愕の視線を俺へと向けてくる。

「お、おい。お前……まさか……あのホワイトスターであった人達やシェリル以外にも……」
「その、なんだ。……まぁ、そうなる」
「うそ、だろ……? アクセルがハーレムを築いている、だと……?」

 愕然とした表情でこちらを見るミハエルに、その後ろでこれ以上無い程の笑みを浮かべているクラン。
 そのまま自失しているミハエルの腰の辺りをバンバンと何度も叩く。

「狙った獲物は逃さない、恋のスナイパーとかなんとか言ってたけど、アクセルに負け続けだな? え? え? あはははは!」
「ぐっ、ぐぐ……」

 妙にテンションの高いクランに、ミハエルは悔しそうに俺とクランを見比べる。

「つ、月夜の晩だけと……思うなよ……」

 それだけを何とか口に出し、がっくりと肩を落とす。

「ふふっ、アクセル君のお友達は面白い人が多いですね」
「確かに私達の周りにはいなかった人種よね」
「あら? でも円ったら、以
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